玄関ドアは内開き・外開きどちらがいい?

もちろん内開き外開き以外にも引き戸や折れ戸などタイプも色々あります。
一般住宅の玄関ドアや室内の扉を見てみると、内開き外開き、それぞれの理由があることが分かります。
今回は扉の内開き外開きについてみていきたいと思います。
海外は内開き 日本は外開き
海外の映画やドラマを思い出してみてください。玄関のドアは内開きですね。
FBI捜査員による突入シーンなんかはドアを蹴破っています。
強盗が強引に家に入ってくるのを防ぐにはドアを引っ張って防ぐより、内側から全体重をかけて押してくるドアを押し返す方が防犯に向いていると思いませんか?
それに家具や重いものをドアの前に置いて、押し入ってくる侵入者を阻止することも可能です。
|日本のドアが外開きなのは靴を脱ぐから?
日本はどうでしょう?
イメージで言うなら、強盗が押し入ってきたりFBIが強行突破してくるようなシチュエーションもあまり考えられません。
そしてまずなにより日本は靴を脱いで家に入るという習慣があることが「外開き」の大きな理由です。
ドアを開けるたびに靴に当たってぐちゃぐちゃになる…なんて美観も悪いですし大変です。
内開きのメリット・デメリット

内開きにする理由としては、先ほど述べた通りまずは防犯の面で優れているということです。
不審者が押し入ってきたときに内側に家具をたてかけ侵入を防ぐことができます。
防犯・防災の面から見ると内開きは有効です。
お客様を家に招き入れるという動作にもつながります。
■内開きのデメリット
とくに日本などはどうしても広く住居の面積がとれません。結果玄関もどうしても狭くなってしまいます。
狭い玄関だと、靴を置くためのスペースを確保しにくいものです。
いろいろと玄関の有効活用がしづらいということがいえるのです。
外開きのメリット・デメリット

日本で外開きの扉が広く採用されている理由としては、靴を脱ぐ習慣があるということと、住居の面積が狭いということがあります。
外開きだとスペースを有効活用できるということが大きいです。
それから外開きの扉は気密性が高いので、室温や湿度の管理やコントロールがしやすいのがメリットです。
■外開きのデメリット
デメリットで見てみると降雨量が多いという日本ならではの問題があります。
地震や台風の多い日本。水害も多発します。
たとえば台風時、溢れた外からの水の圧力でドアが開かなくて脱出し損ねてしまう可能性がある場合には、内開きの方が都合がよいのです。
トイレなどのドアは外開きが便利

扉が中の人にぶつかりつっかえてしまうからですね。
内開きにすると段差がない場合はスリッパがドアにぶつかるということもあります。
一般家庭では廊下が狭いなどで、外開きのドアだと出会い頭にぶつかることも考えられます。
公共のトイレ、一般家庭のトイレそれぞれにより外か内かは選択しても良いでしょう。
ただ最近はバリアフリー住宅が増えたことにより、車椅子も使用しやすくなりました。
そういう理由などからもやはり外開きが多くなってきているようです。
広がる多様性
バリアフリーの住宅が増えてきたことも選択の幅がひろがるきっかけになっています。
ライフスタイルによってベストな扉をチョイスし、快適な住空間を演出して下さい!