屋根葺き替え工事で下地造り。堺市
堺市で屋根の葺き替え工事です。
下屋根の瓦を捲り、葺き土を撤去後新しく野地板を造っていきます。
ルーフィング(防水シート)を張る前までの工程をご紹介します。
下屋根や庇の葺き替えは瓦や葺き土を撤去後、既存の下地が見えてきました。下地は野地板と杉皮が使用されていました。
ここ新しく下地造ります。
既存の上に胴縁という木材を入れていきます。
野地板を直貼りせずに通気層や屋根の重量が極力既存野地板に乗らないように施工されます。
もちろん胴縁も垂木や母屋などの躯体に打ち付けていきます。
このように庇に胴縁が打ち込まれました。
胴縁の上に新しい野地板(構造用合板)が野地板として形成されました。
庇の幅にカットされ庇の屋根の下地ができました。
壁の取り合い部分ですが、ここはのし瓦が積まれていました。
既存のし瓦の上から普通は板金をカバーしていきますが、
今回はのし瓦を撤去しました。
なぜなら、既存のし瓦との壁の取り合いはモルタルでなぜか
雨仕舞されており、少し心配なので撤去することにしました。
ここは玄関上の庇部分ですが、ここのも既存野地板の上から胴縁を打ちつけます。
間隔は455㎜未満で必ず下の垂木や母屋などの躯体に打ちます。
注意しなければいけないポイントが、ビスを真っ直ぐ垂木に打ち付けないと、軒天に釘が貫通してしまい、釘の先が見えてしまうことです。
玄関上の庇に野地板を張り終えました。
ここも壁の取り合い部分ののし瓦を撤去しました。
ここに新たに胴縁を打ち付けます。
壁の取り合いの雨仕舞は最終的に板金で施されます。
胴縁を打ち終えれば、庇の下地で施工された野地板と同じように、
構造用合板を壁にも打ち付けます。
新しく壁の取り合いの下地が造られています。
この作業が大事でここに合板を下地として入れない所も多いようです。
この上から板金で巻かれていきますので、下地がなければ板金が凹んでしまうことがあります。中が空洞にさせないことが大事です。
下屋根と庇の下地が完成しました。
大屋根からの撮影です。
工程は下地ができただけですが、新しい下地だけ見ても
キレイで気持ちが良いです。
下屋根ですが、野地板が新しくなり、壁の取り合いも新しくなりました。
ここからルーフィング(防水シート)を敷いていきます。
ルーフィング(防水シート)を敷いていく作業は次回ご紹介します。
下屋根での野地板を張る所まででしたが、
基本的には大屋根も同じ作業になります。
大屋根はあまり壁の取り合いないのですが、
大屋根というくらいなので、どの家でも葺き替えの時、瓦の捲りや葺き土撤去、下地造りが一番大変になってきます。
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