プライマーとは最初に塗る塗料という意味です。
どんな材料でも最初に塗ることをプライマーとしての意味で使うことができます。
最初に塗ることは下地と接着することにであり、また次に上に塗る塗料とも接着します。
それを利用し技術上の細工を施すことができます。
例えば、下地との接着力を特別に良くした塗布剤は接着プライマーと呼ばれ、塗膜付着性をよくします。
防錆顔料等を混ぜ込んで、下地の腐食反応を抑制させる働きを持たせた防錆プライマーがあります。
その他にも、導電性プライマーや、絶縁プライマー、弾性プライマー、粘着プライマー、浸透性プライマーなど
様々なプライマーがあり用途によって使い分けられます。
一方、シーラーと呼ばれる下地材もありますが、密着性向上と吸いこみ止め、表面に膜を作るというよりは素地に吸いこませるタイプのものを指す塗料です。
主にモルタルなどの下地に塗料に使われます。
シーラーは粘土の薄いもの(水に近い)ものが多く、プライマーは粘土のやや濃いものが多く弾性を有します。
シーラーも浸透性やヤニ止め等を有しますので用途で使い分けるだけです。
主にシシーラーは塗装工事の下塗り材というイメージが大きく、防水用語では使われません。ウレタン防水密着工法の現場です。