葺き替え下地。ルーフィング(防水シート)まで。
屋根の葺き替え工事では瓦の捲り葺き土の撤去後、既存屋根の下地、防水紙、野地板、桟などが見え屋根が裸状態になります。
更にほうきなどで清掃します。
新しく野地板を張っていきますが、直貼りはしません。
胴縁という木材を打ち込みます。
胴縁の間隔は骨組みである垂木にビスで打ち込みます。
垂木の間隔は45センチ程度なのでその下地に合わせて胴縁を打ち込んんでいきます。
胴縁を打つことによって既存野地板にの上に乗る新しい屋根材の重さが直にかからず躯体である垂木にかかります。
瓦や葺き土の重みが野地板や防水紙にかかっていましたが
既存野地板や防水紙の傷みには影響されません。
既存野地板の上に胴縁を打ち込み新しい野地板を乗せます。
新しい野地板は構造用合板で下地を造ります。
幅90㎝長さ180㎝が1枚となっています。
厚さは1.2㎝です。
規格化されたものなので隙間なくしっかり張ることができます。
軒先から棟へと張っていきます。
胴縁が下にある場所で野地板にビスを打っていきます。
構造用合板を張る前の既存下地は歩くのも注意して歩かなければなりません。
傷んでいる所に重力をかけるとそこが抜けることもあります。
新しい野地板を張れば上を歩いても全く問題なくなります。
ビス止めをしっかりしているので、もちろん野地板がズレたりすることもありません。180㎝程の幅を軒先から張り棟で残りの長さの調整をしカットしていきます。
野地板を張り、新しいルーフィング(防水シート)を張ります。
幅は90㎝ほどのロールになっており軒先から張っていきます。
軒先から棟へと張っていき軒先から張ったルーフィング(防水シート)に重なるように張っていきます。ルーフィング(防水シート)に線が入っていますがここまで重なるように張っていきます。
重なりは最低10㎝は必要になります。
軒先から棟へと張った最後に山の所に被せ張っていきます。
ルーフイングがズレないようにタッカーで止めていきます。
ここまでが屋根材を葺くまでの下地になります。
屋根の瓦捲りからルーフィングまでの工程を1日で終わらせるようにします。なぜなら雨が降ってもこの工程まで終わらせると雨の浸入はなく防げます。
後日屋根材を葺いていきます。
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