吹田市、棟の歪みにより棟の積み直し工事です。
本日、吹田市で棟の積み直し工事、谷板金差替え工事が着工しました。
初日は施主様に職人含め、ご挨拶させていただきます。
工事は駐車場や外部電源、水道、資材置き場、仕込みなど工事をするにあたり何かとお借りしなければならない事項があります。
もちろん事前にお話しご了解を頂いているのですが、着工日には再度ご挨拶と本日の工事工程や、1日の進度の説明などをします。
棟の取り直し工事では平部の平瓦は基本的には触りません。
棟付近の瓦は必要であれば捲ることもあります。
その他、谷板金工事では谷廻りの瓦は部分的に一度撤去します。
後に谷板金を入れた後に瓦を復旧させます。
ユニパーという電動荷揚機を使い材料を屋根に上げていきます。
棟の積み直し工事では棟の中に入っている葺き土を撤去していきます。
熨斗瓦や冠瓦がある場合は一度ユニパーで積み下ろさければなりません。
新しく棟に詰めるなんばんや瓦の復旧などでユニパーは積み上げ、積み下ろしをし仕事の効率をあげるために大変役に立ちます。
棟の積み替え工事では冠瓦やのし瓦は下地完成後、復旧させるのでそれまでの間,割れないように大切に保管します。
瓦に付けられる木材は土止めです。
棟の中の土を撤去する際に土が軒先に落ちないように防止しています。
のし瓦や冠瓦は土嚢袋に入れ一度屋根の下に降ろします。
棟の積み直し工事をするキッカケになったのが、棟の歪みです。
棟の歪みはのし瓦の外れや大きな隙間によって雨漏りに繋がります。瓦屋根では陶器瓦は丈夫で耐久性があっても下地に問題があることがほとんどです。
冠屋根とのし瓦、葺き土を撤去すると棟はこのようになっています。
この後にキレイに清掃をして新しく屋根の下地を造っていきます。
棟の取り直し工事では冠瓦とのし瓦は1度は撤去し、後に復旧します。また葺き土はすべて撤去するなどかなり作業に時間を要します。
1日工事で31mある棟の約20mまで棟を取り除きました。
職人は2人での作業で行いました。
梅雨では雨が多くなる為、雨養生をしなくてはなりません。
雨養生はブルーシートと撤去した葺き土を土嚢袋に入れ、風で飛ばないように押えつておきます。
冠瓦とのし瓦は棟の下地が出来次第復旧させていくので、それまでは屋根から降ろし、保管しておきます。
キレイに積み割れないように注意します。
本日の棟の積み直し工事の初日作業が終わりました。
明日は雨の為、一日作業は中止しまた明後日からの工事になります。
7時~21時まで受付中!
0120-1123-41