吹田市。棟の積み直し工事。
吹田市で棟の取り直し工事は棟を1度撤去し、これから復旧していく工程に入りました。
左に見える土嚢袋にはのし瓦や冠瓦が入っています。
なぜ棟を取り直す必要があったかというと、棟にはのし瓦や冠瓦が乗っていますが、その中には土が入っています。
その土まわり、のし瓦の下には面戸漆喰が詰められています。
その土は棟を積んでいる重要な役割を担っています。
その土が崩れると棟が崩れたり歪んだりします。
なぜ土が崩れたり、少なくなったりするのかというと、棟から浸入した雨水や面戸漆喰の劣化によるもので中の土が削られたり、少なくなり経年により徐々に棟の形が変わってきてしまいます。
気が付けば歪んでいるということになります。
棟の撤去をし瓦を復旧していきますが、ここでのし瓦を積んでいく中で使用すりのが、土ではなくなんばんをしようします。
のし瓦を積む前になんばんを棟に詰めてのし瓦を積んでいきます。
ここの屋根にはのし瓦が5段積まれていました。
なんばんを積めてはのし瓦を乗せまたなんばんを積んで、またのし瓦というように積んでいきます。
言葉では簡単に伝わるかもしれないですが、これが結構時間もかかり調整に慎重に時間をかけます。
この作業で5段ののし瓦が詰めました。最後になんばんを積んで、冠瓦を乗せて納めていきます。
もちろん棟の積み直しなので、棟は真っ直ぐでなければなりません。
ここは瓦職人の腕の見せ所です。
瓦はいぶし瓦でのし瓦も5段、80坪ほどの敷地です。
棟がしっかりまっすぐになり漆喰も新しくなりので、かなり建物の雰囲気も大きく変わります。
棟の積み直し工事は全部で31mです。
のし瓦や冠瓦はすべて庭に置かせていただきましたので、
には徐々に棟が復旧するに連れ庭の瓦が減り竣工に向かっています。
棟が歪んで、のし瓦が飛び出ていた場所もありましたが完璧に棟の積み直しはキレイに仕上がりました。
職人も専門の瓦職人ですので、腕も抜群に良くていねいで時間をかけています。
まだ棟の積み直し工事は続きますが、竣工後仕上がりをご報告させて頂きます。
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