これはトラックいっぱいに瓦や葺き土が撤去されて積まれています。
このトラックの瓦は同じようにもう一台あります。
屋根の葺き替え工事は主に和瓦を撤去することが多いです。
最近、多くなったスレート屋根や金属屋根では葺き替え工事ではカバー工事という工法が多く採用されます。
カバー工法はこのように瓦を撤去せずに、既存屋根の上から屋根を造り上げることができます。
瓦の捲りや葺き土撤去などが不要で、捲りや撤去、廃材処理など省くことができコストを抑えることができます。
さて、既存の野地板に見える木材があります。
これは胴縁という新しい下地を造る上のいわば垂木のような役割です。
既存野地板が劣化していてれば、その上に屋根材を乗せるのは危険です。ですので、躯体である既存垂木に胴縁を打ち込んでいきます。
そうすると、新しく屋根を形成しても既存野地板に負荷がかかることはありません。