住吉区の屋根カバー工事です。
使用する屋根材はアイジー工業のガルテクトです。
カバ工事とは既存の屋根に新しい屋根材をカバーして葺くという工法です。
瓦屋根のような屋根にはカバー工事は不可能ですが、カラーベストの屋根材にはカバー工法が多く採用されています。
既存のカラーベストの上から既製品の軒先唐草やケラバ水切りを取り付け防水シートを張っていきます。

屋根にも様々な形状の屋根がありますが、ほぼどの形状の屋根にもカバーすることができます。
屋根の葺き替えと言えば、既存の瓦を撤去し、葺き土もキレイてにき撤去します。
更に、新しく野地板を張って屋根材を葺いていくというカバー工事よりも工程が多く、また撤去費や廃材処理、人工もかかってしまいます。カバー工事はそれらの工程や廃材処理費などが必要ないので、葺き替えより安価で施工できます。

部分的なカバー工事の写真ですが、写真は矩勾配で通常の屋根よりやや作業が困難になります。
矩勾配は建築用語で45°の勾配のことを指しますが、45°以上の勾配も矩が返るなどの言い方をしますが、勾配がいずれにしろキツイことを言っています。

ここはなんとか足場に乗ったまま手が届く範囲で作業ができる為、施工できましたが、これ以上勾配が急になってくると屋根足場が必要になってきます。
業者によっては高所作業費という項目の費用まで発生する業者があるほどです。
屋根面積が大きくなれば屋根足場は必要になりますが、勾配が急なだけに作業も危険を伴います。

施工完了です。
しっかりビス止めしてますので落ちる心配は全くありません。
矩勾配のカバー工事が完成です。