吹田市大棟の取り直し現場!
本日も雨模様です。最近太陽を見ていなような気がします。
世間のニュースも湿っぽい話題ばかりでパッとしないですね!
今回は屋根の瓦職人の素晴らしい腕前を惜しみなくご紹介させていただきまして、
パッとしていただけたらと思います!
大棟の瓦を全て一旦撤去し裸の状態にし取り合いの部分の
長さと高さをなんばん(漆喰)で調整していきます。
ひと棟にしようするなんばんは40袋くらいです!
おいあての瓦を専用の切断機でカットし
なんばんを盛り積んでいきます!
瓦カッターで1枚1枚カットしていきます。
まさに職人技!
僕も挑戦させていただきましたが、真っ直ぐに割ることができませんでした(笑)
おいあて瓦で調整終了後に棟を積み直していくのですが、
まず、巴瓦を銅線で縛り固定していきます。
何事も最初が肝心で、慎重な作業になります。
次に鬼瓦を巴瓦の上になんばんを積み設置していきます。
90度に調整後、野地板に打ち付けた銅線で固定します!
きれいに取り付けられました。
瓦職人こそ屋根工事の最高レベル腕が求められます。
最近はガルバリウム鋼板やスレート屋根が多いのですが、瓦の屋根の施工法には脱帽です!
瓦職人は板金屋根や、スレートを葺くことはできますが、
板金職人さんが瓦屋根を納めることは難しいといわれています!
日本の重要文化財の屋根は法隆寺をはじめほとんどが瓦屋根です!
しかし最近は地震対策で軽量化が主流になり、
更にコスト面でもガルバリウム鋼板やスレート屋根の新築が増えてきていますので、
瓦職人の弟子が減っています。
新築現場には図面もありますので、施工はそんなに難しくはありません。
ただ我々にお問い合わせいただく方は、築年数20年以上の建物が多く、
瓦屋根の補修工事や葺き替えがほとんどです!ですから
腕のいい瓦職人がいなければ成り立たないのですね。
図面もなく、経年劣化による建物のゆがみもありますので、ほとんどのケースで、
現場対応能力が求められるのですね!
次回はのし瓦を積んでいく様子をご紹介させていただきます。
7時~21時まで受付中!
0120-1123-41