天神橋商店街6丁目近くの本当に都会のど真ん中の5階建ての建物。
屋根はスレート材で葺かれており、そのスレート材がたくさん割れているとのことです。
「万が一落ちたら大変」ということで調査させいていただきました。
現場では4.5寸程あるでしょうか。かなり勾配がある屋根で屋上のバルコニーから屋根に上らせて頂きました。
屋根に上がるとすぐ目に入ってきたのが、「スレートの割れ」です。しかも、割れている箇所が何箇所もあります。
ここは5階部分で前には通行人もよく通る大通りから1本中に入った場所。屋根も急なので、屋根材の破片が下へ落下すればかなり危険です。
間違いなく大けがに繋がると判断できました。
屋根の調査はもちろん無料ですが、今できることと言えば、この割れているスレートの回収です。
スレートも劣化しているので、滑りやすく調査とはいえ大変危険な状況の中での作業となります。
スレートが割れている場所は屋根の平場で確認できましたが、その他にも雨樋の集水器の中にも割れたスレートが入っていました。軒先側にも散乱しています。
さすがにこの勾配で軒先のスレートを取るのは危険でした。
安全帯を装着し、バルコニーの手摺に固定して割れたスレートの回収。ドーマー付近にもスレートが1枚外れていた為、回収。バルコニーまわりの外れたスレートも回収。
屋根はすべて同じ時期に葺かれているため、この他にも割れの予備軍がたくさん存在することでしょう。
割れているスレートをすべて取り、工事のご提案をさせて頂きました。
この建物はたまたまバルコニーの横から屋根が見えるので、割れているスレートを発見できましたが、見えなかったらと思うとゾッとします。
通常屋根は見えないことが多いので気が付いていない建物も多いと思います。
築年数が経って屋根のメンテナンスを1度もされていない方は屋根の調査をしてもらうことをオススメします。
スレートの割れはよく聞く話で、現場でもよく見ます。
万が一、割れた屋根材の破片が落ちるととんでもなく危険です。