豊中市|下屋根のリフォーム。カバー工法のご紹介!
下屋根のアスファルトシングルが、雨で傷んでしまった家を改修工事いたします。
今回の現場は豊中市です。
こんにちは!屋根の事なら街の屋根屋さん吹田店の道明です。
雨で屋根材が痛んで、強風で捲れあがっていました。一刻も早く健全な状態に直さなければなりません。
それでは、下地を入れてカバー工事を行った様子を写真と合わせてご紹介致します。
現状の屋根材は、アスファルトシングル『リッジウェイ』という屋根材で施工されていていました。下地の野地板が雨に濡れ、傷み強風で飛ばされていました。
下地の野地板が雨水に濡れて、腐食が進行している状態でした。このまま新しい屋根材を被せビス打ちしてもビスは下に効きません
本来であれば古い屋根材は捲り、水を抜き新しい下地を葺いていくのですが、『既存の屋根材を傷めるのは可哀想!』という事で、既存屋根を生かす工法を行いました。
まずは、下地の木を上から施工するカバー工事を行いました。既存の屋根材の上から垂木を狙って、下地の垂木にビス止めしていきます。
使用する下地は『構造用合板』12mmです。
隙間なく施工していきます。
その下地の木の施工が終わったら、その上から、防水シートを敷きこんでいきます。防水シートは、片面が『粘着層』になっている『片面粘着ルーフィング』を使用します。
この防水シートは雨を通しませんが下からの湿気はとおします。屋根材から雨水の侵入があった場合、雨水の侵入を防ぐ役目と、もうひとつ湿気を外に排出するという役目を担っています。
次に端部『唐草板金』を施工していきます。軒先やケラバに取り付ける水切り用の板金のことを唐草と呼びます。
この唐草、雨水が屋根の内側に回って雨水を軒天や破風に染みさせないための重要部分です。金属屋根への屋根葺き替えや屋根カバー工法の際には必ず必要になります。
いよいよ板金『立平』の登場です。
縦葺き屋根の一種で、勾配が少ない屋根で葺ける数少ない屋根材です。
『立平』屋根のサイズにあわせて、あらかじめ板金工場で加工されたものを現場に持ち出しますが、サイズが合わない場合は形に合わせて屋根材をカットしていきます。
ガルバリウム鋼板はは1㎡あたり5kg程で、他の材料と比べても軽量で、地震などの耐震性にも優れます。
壁際仕舞としては、まず下地の木を打ち付けます。
その上から板金を這わせビス止めしていきます。
壁との取り合い部分はコーキングで雨仕舞していきます。
以上で完成です。
下屋根の状態はもう少し工事が遅ければ、下地が痛み激しくカバー工事は出来なかったでしょう。
今回は既存の屋根も傷めずに工事する事が出来ました。
本日のブログは以上です。
9時~18時まで受付中!
03-3779-1505