大阪市東淀川区から庇屋根板金取付を報告します。
「庇屋根の板金重なり部分が外れていて雨漏りします。自分で応急処置しましたが上手くいかず養生しています。格好悪いので直して欲しい。」との事で早速調査に伺いました。庇屋根とは簡単に説明してしまうと”日よけ雨よけの単純な小さな窓上にある屋根”となります。
簡単な構造物ですが、軒と同じで夏冬の太陽の位置を計算して設置されているので、
建物外周を厳しい環境から保護していたり、
室内を快適な温度に保つための働きをしているんです。
最近は取り付けない(新築時のコストが主な理由です。)住宅が増えています。
今回修繕する庇屋根は窓はないのですが、施主様宅の一番目に留まる部分に設置されています。
庇屋根がなければ、こちらの下部分の壁は二階バルコニーからの雨水が直接流れて直ぐに苔や水垢などで
黒ずんでしまい外観を損ねてしまいます。そうなってしまうのは残念ですので早期着工しました。
施主様が御自分でされた養生です。
気象被害で庇屋根が風雨に侵食されないよう丁寧かつ頑丈にされていました。御自宅を大変大事にされているのですね。
養生を外してみるとアルミ製板金でした。
板金と板金の接合面が剥離してきて屋根下の躯体へ雨水が浸透していってたそうです。それらを防ぐために施主様がシリコンではなく工作用パテを使用して補修したそうです。
施主様の使用しました工作用パテは固まらない製品でベトベトした状態でした。水滴の浸透は一時的に防ぐ事はできますが、固まっていないため板金同士が不安定で強風でズレてしまう可能性がありました。施主様は自宅にあった道具や材料で少しでも劣化防止の努力をされていました。
早期着工できて本当に良かったです。
板金同士の接合部分はビス止めしても必ず若干の隙間が生じます。その隙間から雨水等が侵入するのを防ぐため伸縮する材料で埋めます。この隙間を充填する材料や作業をコーキング(シーリング)といいます。パテは隙間を埋めることでは同じですが伸縮しませんので季節の温度差に対応出来なく接合面の剥離原因となってしまいます。
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