高槻市のとある老舗旅館の屋根調査です。
敷地の中の建物の屋根はたくさんありますが、
今回工事の対象のなる屋根はスレート屋根です。
スレート瓦が強風により一部が捲れてしまい、剥がれ落ちるいうスレート屋根では多い被害の一つです。
スレートのベースとなる材質はセメントです。
そのセメントの板に塗装をしている屋根材であるのですが、塗装の塗膜が褪せてくるとセメント自体に
紫外線や雨風の影響を受けてしまい、屋根材自体の寿命を縮め劣化に繋がってしまいます。
新築などでも多く葺かれているスレートの屋根材はこのような被害と隣り合わせになってしまいます。
ではどのようなメンテナンスが必要なのかということですが、
一つは屋根の塗装をするということです。
スレート自体の塗装が褪せてくるタイミングで一度屋根塗装をしてセメントの素地にを保護し直すという
こてが必要になってきます。
しかし、現状、普段は見えない屋根ですのでそこまでのメンテナンスを考えられていない方が多く
大半はそのまま屋根を放置したまま経過しているということです。
スレートが破損していなくても小さなひび割れなどは私たち現場調査でも多く見られます。
何か破損してから考えるという方が多い中、一度破損破損してしまったスレートはどのような工事が今後
必要になってくるかといいますと、
割れてしまったスレートの差し替え。
これは現状復旧ですが、今後も違う箇所が捲れる可能性があります。
屋根カバー工事。
既存の屋根の上からもう一度屋根を作ってしまう方法があります。
今回のご提案はこのカバー工事を実施することになります。
屋根をカバー工事する屋根材はガルバリウム鋼板の金属屋根です。
非常に軽くて丈夫でスレートように割れるというう心配がありません。
施主様にもご理解いただき、屋根カバー工事をご提案させていただきました。
