吹田市にお住いの方の瓦棒屋根の復旧工事をご紹介します。
瓦棒屋根とは昔からある屋根の葺き方の工法でコの字に加工した鉄板を屋根に
張り、コの字とコの字との鉄板の間に心木を打ち付け屋根材を留めるという工法です。
今回、屋根の復旧工事をすることになった原因は昨年の台風21号の影響により、
その瓦棒の一部が強風により捲れてしまったということです。
瓦棒屋根は家の物置部分の屋根で普段は使っておらずなんとか葺き替えとかのような
大きな工事ではなく、復旧したいとのことで補修工事をさせていただきました。
工事は変形した鉄板を叩きできるだけ元の状態に戻し、心木に打ち付け直すという方法です。
一度、瓦棒から捲れた部分を取り、復旧させていただきました。
ビスでしっかり固定しなおして工事竣工です。
作業時間は一時間ほどで終了です。
工事金額にも大変喜んでいただき、台風前の現状に戻りました。
その他の瓦棒部分も今後捲れる可能性はあるので、
この他の瓦棒部分にも新たにビス留めをして屋根材を再度しっかり固定させていただきました。
最近ではこの瓦棒屋根の施工法を採用する工事は少なくなり、
ガルバリウム鋼板を用いた屋根材が一般的になり、瓦棒屋根によく似た屋根形状で言えば
立平葺きという工法があります。
瓦棒葺きとは工法は全く違いますが、屋根材自体が既製品でかなり強度があり施工も瓦棒葺きより
工事期間も短縮できコストを抑えることができます。