姫路城でも使われている漆喰は1000年以上前からの伝統技術
吹田市のS様より屋根の点検をして欲しいというご依頼を頂き、調査に伺いました。
S様のお宅は過去20年以上屋根のメンテナンスをしていなかったとの事です。
鬼瓦部分の様子です。
本来あるべきはずの漆喰が剥がれてしまっております。
このままの状態が続きますと、
雨漏りの原因になったり、
飛散の原因になってしまいます。
漆喰部分の劣化が進んでおりまして、
ところどころ中の土が見えていたりしております。
最近は新築のお家で屋根瓦が採用されるケースがかなり減ってきましたが、築30年以上前のお宅では今でもかなり多く見られます。
漆喰の寿命は環境にもよりますが、
約15年~20年と言われておりまして、
ある程度の期間が経過すると定期的に補修をする必要があります。
漆喰が使われている建物として有名なのはお城です。
特に、姫路城などが有名ですね。
姫路城は白鷺城とも呼ばれるだけあって漆喰がとても鮮やかに使われている事でも有名です。
直近の改修直後は、
「白すぎる。」
などという意見もあったようですが、
漆喰が塗られた直後は鮮やかな白になってしまうのは当然です。
こちらは施工後のお写真です。
白く輝いているのが解ると思います。
劣化が進んだ漆喰とはかなり違うのがお判りだと思います。
漆喰は瓦屋根の至る所で使われています。
建物との壁際などでもよく使われているのです。
瓦屋根に漆喰が多く使われている事から、
日本独自のものだと思っていらっしゃる方も多いかもしれませんが、
実は漆喰は世界中のあちこちで使われているのです。
漆喰工事について詳しくは上記をご覧ください。
漆喰の歴史は非常に古く、
日本の神社仏閣で1000年以上前から使われています。
日本の良き伝統を守っていきたいものです。
以上、漆喰工事のレポートでした。
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