広小舞(ひろこまい)とは?軒瓦と広小舞の隙間「雀口」に土を盛る理由
「広小舞(ひろこまい)」「雀口(すずめぐち)」。
屋根には聞き慣れない言葉が多くありますが、どれもお住まいを守るために重要な意味を持ちます。
今回は、この2つの言葉について解説します!
広小舞(ひろこまい)は、屋根の軒先部分に設置する部材です。特に瓦屋根において重要な役割を果たします。広小舞は主に軒先瓦の下部に取り付けられ、雨水浸入を防ぐとともに、風圧による瓦の浮き上がりも抑えてくれます。
雀口とは、瓦葺き軒瓦と広小舞の間にできる隙間のことです。雀が巣を作ることからこのように呼ばれています。
▲雀口(すずめぐち)を土で盛り、隙間がなくなるように施工中吹田市で新築の現場ですが、瓦屋根の施工中です。防水紙の上に縦桟と横桟を組み合わせて瓦を引っ掛けていきます。瓦と下地の間に土が盛ってありますが、この部分が「雀口(すずめぐち)」です。雀がこの隙間から浸入して巣を作ってしまうと、フンや鳥の毛、死骸などの被害があります。
鳥の侵入を防ぐため、雀口は土や漆喰、板金材などで塞ぎます
雀が屋根に侵入すると、結果的に雨樋をつまらせる原因にもなり、衛生的にも良くないです。
防水紙のやぶれや木部の破損にもなりかねません。
この隙間をなくすために、雀口板金や漆喰で塞ぎます。雨漏りしないための施工だけではなく、小鳥やコウモリなどの被害を防ぐことまでしっかりと考えられています。家の美観や耐久性など何十年経っても、気持ちよく住み続けていただくためです。
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