豊中市旭丘で軒天の劣化により剥がれいます。
軒天とは軒の裏側部分のことです。
用途地域にも依りますが、防火構造や不燃材にする必要があり、
最近ではケイカル版(ケイ酸カルシウム)不燃材などが使用されることが多いです。
また屋根裏、小屋裏の換気も軒天から取ることも多いです。
軒には軒天以外にも、軒下や軒先があります。
軒が住まいに役立つ3つの機能は・・・
①外壁の保護です。
軒があるのは、外壁上部より屋根が出っ張ってきます。その為、雨風や太陽から外壁
が悪影響を受けにくく、保護してくれています。
②日差しの調整
夏は軒がないと、窓ガラスや外壁に直接日光があたりますので、室温が上昇しやすいです。
冬は軒があっても日射角度も低いので、日差しの妨げにはならず、室温が低下に直接つながりません。
③軒は窓の上の庇変わりにもなりますので、軒が雨除けにもなり、窓からの
雨水の吹き込みの防止にもなります。
最も軒の出が機能する長さは90㎝と言われています。
日射角度が丁度よくなります。
夏至では窓上部と軒先端を結ぶ角度が、室内に日光が差しにくいです。
軒の長さが、90㎝あれば通常の雨は窓や外壁にはあたりません。
しかし外観のデザインなどを重視される場合は、
30㎝~60㎝くらいが一般的かもしれません。
軒天には雨水や日光、風などから建物を守ってくれています。
軒天の剥がれは雨水の浸入や躯体の損傷にも繋がります。