土葺き工法によるべた葺きや筋葺きって??豊中市岡町南
豊中市岡町南の土葺きです。
瓦の葺き方は大きく分けると、土葺き(つちふき)と引掛葺き(ひっかけぶき)とあります。
土葺きとは瓦の下に土を置いて葺いていきます。
べた葺きと筋葺きがあります。
べた葺きとは
野地板全体に土を敷き詰めて葺いていきます。
防火、防盗などの効果だけではなく、施工に至っても多少屋根下地が悪い
場合でも修復しやすく、葺きあげてからでも瓦が安定しやすく、あまりがたつきません。
断熱効果も期待できます。
しかし、屋根の重量が大きくなり、小屋材た柱の断面は大きなものを必要とします。
筋葺きとは
桟瓦などに葺かれる場合が多く、瓦の谷の部分にのみ葺土を置く方法です。
瓦の縦列にに添って筋状に葺くので、葺土が内方する密着力が弱いと台風などで
瓦が簡単に外れてしまう可能性があります。
密着力を持った土を作る技術が不可欠になります。
土葺き工法のメリット
瓦のバラつき(ねじれ、寸法違い)、野地ムラなどを修復できます。
屋根を最も美しく葺きあげれる工法です。
また断熱効果があります。
土葺き工法のデメリット
屋根重量が重く、躯体への負担も大きいです。
地震や台風などの影響や土葺の風化により瓦のズレが
発生することがあります。
野地や土留桟木を蒸らす可能性があります。
また、葺土が凍害を促進させる可能性があります。
引掛葺きとは
瓦を引っ掛けるための瓦桟が屋根下地に打たれています。
瓦桟を瓦の葺足に揃えるような間隔で打ちこれに瓦を
引掛けて葺いていきます。
引掛葺きのメリット
土葺き工法に比べ屋根重量が軽くなるため躯体への負担も軽減できます。
瓦の縦ズレが防止できます。
引掛葺きのデメリット
地震や台風の影響、また人が瓦の上に乗ったりなどすると
瓦の横ズレが発生する場合があります。
特に釘留め場合、経年劣化により瓦の安定性が釘のゆるみにより
低減する可能性があります。
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