そもそも漆喰とは?屋根に使われる瓦や石材などを接着したり
目地(瓦やレンガなどの建築資材の継ぎ目のこと)の充填や壁を上塗りするときに使われる建築資材のことです。
原材料は消石灰、すさ、海藻のり、骨材、樹脂、化学繊維、着色顔料、油が使われていて
主な成分は水酸化カルシウムと炭酸カルシウムです。
日本で使われる漆喰は大きく分けて5つに分類されます。
- 本漆喰、土佐漆喰、既調合漆喰、琉球漆喰、漆喰関連製品の五種類が主に使われることが多いです。
その他に、地域によって様々な漆喰が住宅などに使われることが多いです。
また歴史が古く起源は5000年前のエジプトが最古のようです。
このころから建物に接着材が使われていたんですね。
建築資材として使うものなので、地域によって様々な材料で作られているものが多いようです。
建築資材としては多用されるものですが、実際の漆喰の役割は何でしょうか?
元々はレンガやコンクリートに繋ぎ目として使われていて、接着材のような役割をしています。
特にレンガや土壁は雨風に弱いものも多いので、漆喰を使うことで防水性を与えます。
素材自体も不燃素材で燃えにくいので
外部保護素材として住宅の壁などに上塗りで使うことで
防火性も増す素材です。
住宅の瓦止めに使うことで瓦が落ちることを防いで、雨漏りなどの防止にもつながります。
今回掲載した写真のように、漆喰は建築資材なので時間が経てば経年劣化を起こしますので
定期的に点検とつめかえ工事が必要です。
増築した部分のジョイントに使われている漆喰と鬼瓦の漆喰の点検依頼を今回は行ってきました。
お客様もお掃除をされたときにふと劣化が気になったようなので当社にご依頼頂いたようです。
定期的に点検とつめかえを行えば雨漏りなどの心配もなくなるので安心ですね。