以前ブログで、
グラスウールの断熱材について紹介しましたが、
今回はロックウールという種類の断熱材のご紹介をしたいと思います。
とは言っても、どちらも断熱材ですので、ほとんど特長は同じです。
吸音・防音性能、耐火性、防湿・耐水性・耐久性にすぐれており、
断熱性にも優れているので、外との温度差を無くし、快適な住環境を与えてくれます。
グラスウールはガラスを繊維にしたものでしたが、
ロックウールは玄武岩、その他の天然岩石などを主原料として
高温で溶融し、遠心力などで吹き飛ばして繊維状にした人造鉱物繊維です。
グラスウールの耐熱が400度までなのに対し、ロックウールは700度までの耐熱性能があり、
耐熱性ではグラスウールよりも勝ります。
また吸音材としてもグラスウールよりもロックウールがより低い周波数まで吸音性があります。
水に対してロックウールは非常に良好で、撥水性が良く、
繊維の隙間に水が入りにくく、吸湿性が低いので、
断熱材が濡れた場合でも、形状の保持することが可能で、断熱性が保たれます。
見た目が石綿(アスベスト)と似ていますが、全くの別物で、
石綿よりも繊維が非常に太いため、発癌性のない安全性がある人造鉱物繊維です。