コンパネの耐用年数と劣化の原因
コンパネとは、屋根の下地材で、垂木の上に張り、その上に防水シートを敷き、その上に瓦がきます。
野地板と同じですが、野地板との違いは、大きさです。
野地板は200mm×910mmなのに対して、コンパネは910mm×1800mmとなり、
コストや施工のやりやすさ、強度などから現在はコンパネが多く使用されています。
野地板についてはこちらコンパネの耐用年数と劣化の原因などについて、今回はご紹介いたします。
コンパネの上には防水シートと瓦などの屋根材があるため、これらの劣化がすすむと
コンパネが直接雨水などの水分に触れる原因となります。
木材は乾燥できる環境であれば長く使用することができ、
1000年近く前のものでも残っているものもあります。
水分に触れると、腐食やカビ、ふやけなどの原因となります。
コンパネが乾燥しやすい状態に置くために、換気口を設けたり、断熱などで部屋からの湿気を防ぐなどの
工夫をすることで、耐用年数を長く保つことができますが、
空気中の湿気を塞ぎ切ることは難しく、徐々に劣化していき、
耐用年数はだいたい20~30年とされています。
瓦屋根であれば60年瓦がもつのに対し、コンパネの耐用年数が20年となるので
瓦の寿命までにコンパネを3回交換しなければいけないという計算になります。
7時~21時まで受付中!
0120-1123-41