垂木は屋根材によってサイズが違う?その理由とは?
垂木(たるき)とは、野地板の下にくる屋根の建材のことで、野地板を支えるための構造材です。
屋根の一番高い場所にある「棟木(むなぎ)」と軒先の「桁(けた)」の間に取り付けられる長い木材です。
屋根面に凸凹ができると屋根をきちんと葺くことが出来ない為、垂木は大事な役割を担っています。
屋根面がゆがむと当然雨漏りの可能性も高くなりますし、風などの影響で屋根が壊れやすくなります。
三角屋根の家では垂木は必須となります。
必ずこの屋根にはこの寸法でないとダメだというわけではありませんが、
垂木の標準的な寸法は「幅4.5センチ×高さ6センチ」となります。
スレート屋根やガルバリウム鋼板などはこの標準的な寸法となりますが、
瓦屋根の場合は「幅6センチ×高さ7.5センチ」となります。
また、軒の出が長い場合にも寸法が変わります。
スレート屋根など標準的な寸法の場合は「幅4.5センチ×高さ7.5センチ」
瓦屋根の場合は「幅6センチ×高さ10.5センチ」とかなり大きくなります。
何故屋根材や軒の出の長さによって寸法が変わってくるのでしょうか。
スレート屋根と瓦屋根の違いは「重さ」です。
垂木は厚さと高さを増すことで強化されます。
また軒部分は、垂木だけで支えている(下支えがない)ため
どうしても屋根材や野地板の重さで垂木が垂れ曲がる可能性があるため、
軒の出が長くなる分、強化する必要があるため寸法が変わります。
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