モルタル壁の模様仕上の種類
モルタルというセメントを主成分とした建築材を、外壁に面白みや個性をつけるために
模様をつけた仕上工法で塗り付ける工法があります。
サイディングボードが普及する前はモルタル壁が代表的でしたが、
近年では徐々にモルタル壁は減少しています。
張り付けるだけのサイディングなどと違い、熟練した職人の腕や技術が必要で
手間もかかるため、高額にはなってしまいますが、自分の家だけの個性を出せます。
その種類を何通りがご紹介します。
スタッコとは化粧漆喰のことで、水酸化カルシウムで出来た建材の事です。
元々消石灰を吹き付けた仕上工法だったのですが、現在ではセメントモルタルなどを
吹き付ける模様のことも指すようになりました。
5~10mm程度あり立体的で、高級感と重圧感がある壁に仕上がります。
吹き付けただけの仕上げ方法を「スタッコ吹き放し仕上げ」といい、
吹き付けた後にローラーやコテを使用して平らにしたものを、
「スタッコ凸部処理仕上げ」といいます。
1970年代から80年代によく施工され、安価に施工できることから、今でも多く使用されています。
しかし、耐久性が低く、クラックなどが起こりやすいというデメリットもあります。
砂利や砂を混ぜて壁に吹き付ける為、表面がザラザラとした砂壁状の外壁です。
混ぜる石が大きければ荒い模様となり、小さければ細かい模様になり、
非常に細かい微粒子を混ぜた吹き付けを「じゅらく仕上げ」といいます。
リシン仕上げは吹き付けっぱなしであえて凸凹を残しますが、
それを職人が剣山のようなもので荒削りをする仕上を「リシン掻き落とし仕上げ」といいます。
土壁調の左官仕上げには、コテ仕上げ、櫛目引き仕上げなど様々な種類があります。
左官仕上げはハンドメイドな風合いがあります。
その他にもさざ波仕上げ、クシベラ仕上げ、スパニッシュ仕上げ、引きずり仕上げ、コテ波仕上げ、ストリーム仕上げ、石材調子上げ等
たくさんの名前の仕上げがあり、職人さんがお客様を楽しませるために考案した模様が様々な名前で呼ばれているため
呼び方がはっきりしていない模様も多くあります。
カタログや写真を見せてお願いするのが間違えがないでしょう。
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