軒天を木目調にしたい!リフォーム費用の相場と注意すべきポイント
【結論まとめ】
- 軒天を木目調にする費用は、張り替え7,000〜28,000円/㎡前後+必要なら足場15〜25万円が目安
- 素材は「ケイカル板塗装」「窯業系化粧板(プリント)」「金属軒天+木目ラッピング」「天然木羽目板」「既存上張り用高耐候シート」などから選択
- 雨樋金具・鼻隠し・破風との取合い調整で手間が増え、費用が上がることがある
「玄関まわりを一気に高見えさせたい」「外壁はそのままでも印象を変えたい」——そんな方へ。
本コラムでは、軒天を木目調にするリアルな費用相場と内訳を、素材別のメリット・デメリット、施工上の注意点、よくある質問までまとめて解説します!
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軒天を木目調にする費用の相場

一般的な戸建て(延床30坪前後/軒の出450〜600mm、軒天面積15〜25㎡想定)の張り替えまたは上張りの目安です。
※金額は税込概算。足場費(15〜25万円)・下地補修費は別途必要なケースもあります。
窯業系化粧板(木目プリント) | 13.5〜22.5万円 | 見た目均一、耐候○、不燃グレードあり |
金属軒天(ガルバ等)+木目ラッピング | 18〜27万円 | 軽量・耐久◎・不燃◎。海沿いは塩害配慮 |
アルミ有孔/ルーバー+木目シート | 22.5〜33万円 | 通気性◎、高級感。価格はやや高め |
天然木羽目板(防火認定仕様) | 27〜42万円 | 質感最上。定期メンテ3〜7年目安 |
既存上張り用・高耐候フィルム貼り | 9〜15万円 | 下地健全が条件。短工期・部分改修向き |
工法別の価格帯の違い
窯業系化粧板は見た目の均一性と耐候性、金属+木目ラッピングは長寿命・不燃性が強み、天然木は質感最上だが高単価&定期メンテが必要。
足場・下地補修は別途計上
表の㎡単価は主に材料・施工の目安。
仮設足場(15〜25万円)や既存撤去・処分、野縁補修、見切り・有孔材などの付帯部材は別途になるのが一般的。
面積・割付と取合いで変わる総額
同じ㎡でも継ぎ目・入隅出隅の数、玄関ポーチやバルコニー下、雨樋・破風との取合い調整の有無で手間が増減し、総額に差が出ます(割付図の提示が安心)。
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素材ごとの特徴と選び方

窯業系化粧板(木目プリント)
- 長所:見た目が均一・継ぎ目が出にくい/不燃仕様あり
- 短所:端部の吸水・欠けに注意。切断面の防水処理が要
- おすすめ:メンテ負担を抑えつつ木目感を安定的に出したい
金属軒天+木目ラッピング
- 長所:軽量・耐久・不燃◎/通気孔付きも選べる
- 短所:雨音・熱伸縮の設計配慮が必要(スリット・留め具)
- おすすめ:長寿命・低メンテ志向、準防火・防火地域
アルミ有孔・ルーバー+木目シート
- 長所:通気性能最強/意匠性が高い
- 短所:価格高め/意匠が外壁とケンカしないか設計要
- おすすめ:小屋裏換気を重視する切妻・寄棟住宅
天然木羽目板(防火認定仕様)
- 長所:質感最上・経年美化も楽しめる
- 短所:定期クリア塗装3〜7年/認定仕様の選定が必須
- おすすめ:玄関ポーチなど見せ場の限定使いに最適
既存上張り用・高耐候フィルム貼り
- 長所:短工期・部分補修◎/費用を抑えやすい
- 短所:下地が健全で平滑であることが条件。角部の耐久配慮
- おすすめ:劣化軽微・ポイント改修・玄関まわりの印象替え
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費用が高くなりやすいケース

防火制限エリアで不燃認定品を指定する場合
- 加算要因:不燃・準不燃グレードの材料単価、専用役物、メーカー証明書類の手配。
- 目安:材料単価+10〜30%、天然木の認定仕様は+5,000〜10,000円/㎡。
- チェック:地域指定(防火/準防火)の有無、製品の認定番号(例:NM-…)、端部の不燃納まり。
軒の出が深い/入隅・出隅が多い意匠(加工・手間増)
- 加算要因:板割付が増え継手・役物が多くなる、角部の現場成型、外足場+内側作業ステージ。
- 目安:+1,500〜4,000円/㎡、角・入隅の役物は1か所+2,000〜6,000円。
- チェック:割付図の事前提示、角部の役物仕様(既製/現場加工)、目地位置の指示。
雨樋金具、鼻隠し、破風板、外壁との取合いが複雑
- 加算要因:樋金具の一時撤去→再固定、鼻隠し・破風への見切り材追加、外壁側のシーリング増。
- 目安:雨樋脱着一式+2〜6万円、金具再固定1本+300〜800円、見切り材1辺+5,000〜15,000円。
- チェック:樋の勾配再調整の有無、ビス穴補修方法、外壁側のシール仕様(変成/ウレタン等)。
小屋裏換気の新設・延長や有孔材の指定
- 加算要因:有孔板の材料単価アップ、換気見切り材・防虫メッシュ、既存開口と連通させる加工。
- 目安:有孔材指定で+1,000〜3,000円/㎡、見切り材1本+3,000〜8,000円。
- チェック:必要換気量(目安:小屋裏面積の1/300〜1/500)、連通経路の写真、メッシュ目開きと清掃性。
既存撤去後に下地(野縁・胴縁・破風裏)腐朽が見つかる
- 加算要因:野縁・胴縁の部分交換、防腐剤塗布、破風裏の補修下地新設。
- 目安:下地交換1m+1,000〜2,500円、部分補修1箇所+5,000〜15,000円、広範囲で+3〜10万円。
- チェック:撤去後の写真提示、追加見積の事前承認プロセス、腐朽原因(漏水・結露)の是正策。
\これまでに弊社を利用したお客様の声/
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価格が変動する主な要因

面積と割付(目地ピッチ/継手数)
- 加算要因:面積増で材料費は上がる一方、継手・目地が増えるほど手間単価も上昇。長尺材が使えない場合はジョイントが多くなり工数増。
- 目安:継手が多い割付で+500〜1,500円/㎡、長尺材が使える単純割付ならスケールメリットで−300〜800円/㎡になることも。
- チェック:割付図の提示、ジョイント位置の事前合意、逃げ代(カット・調整幅)の設定。
取合いの数(玄関ポーチ・下屋・バルコニー下)
- 加算要因:入隅・出隅、梁型、バルコニー裏など細かい納まりが増えると役物・現場加工・再固定作業が発生。内側作業ステージや脚立連続作業で効率低下。
- 目安:取合い1カ所あたり+5,000〜20,000円、バルコニー下など内側作業は+1〜3万円/式。
- チェック:樋・破風・外壁との納まり図、役物(見切り・入隅・出隅)の既製/現場加工の別、作業足場の要否。
素材グレード(フッ素・無機塗装、ラッピング品質)
- 加算要因:フッ素・無機など高耐候塗膜、高耐久ラッピングや不燃グレード指定で材料単価アップ。天然木は防火認定仕様+保護塗装で増額。
- 目安:標準→フッ素/無機で+1,500〜5,000円/㎡、高耐候ラッピングで+1,000〜3,000円/㎡、防火対応の天然木で+2,000〜4,000円/㎡。
- チェック:認定区分(不燃/準不燃)、塗膜グレード(2液シリコン/フッ素/無機)、メーカー保証年数。
通気仕様(有孔・ルーバー・換気見切り材)
- 加算要因:有孔板・ルーバー採用、換気見切り材・防虫メッシュ追加、既存開口との連通加工で材料・手間が増。
- 目安:有孔・ルーバー指定で+1,000〜3,000円/㎡、換気見切り材1本+3,000〜8,000円、メッシュ追加+2,000〜5,000円/式。
- チェック:必要換気量の根拠(1/300〜1/500 目安)、連通経路の写真、メッシュの目開きと清掃性。
施工時期(春秋繁忙・台風明けは割高傾向)
- 加算要因:繁忙期の職人手配、台風明けの緊急案件集中で単価上昇。梅雨時は天候順延による人工増のリスク。
- 目安:繁忙期は+5〜15%、緊急対応・短納期指定で+3〜10%。雨天順延で半日〜1日の人工追加が発生することも。
- チェック:工期の幅の設定、順延時の費用条件の明記、外壁塗装・樋工事との同時施工で足場共用の可否。
見積り内訳の基本

仮設足場:15〜25万円
- 含まれる作業:足場組立・解体、メッシュシート、防護管、昇降階段、運搬。
- よくある増減:高台/前面道路が狭い、3階建て、急勾配屋根、隣地越境対応で増額。外壁塗装・雨樋交換と共用で圧縮可。
- 確認ポイント:足場図の有無/シート期間延長の料金/隣地承諾・道路使用の要否。
既存軒天撤去・処分:0.8〜1.5万円/㎡(上張りなら不要)
- 含まれる作業:解体、釘・ビス撤去、分別、運搬、処分、養生・清掃。
- よくある増減:面積が小さい部分改修は最低ロットで割高/特殊材・混在材は処分費加算。
- 確認ポイント:撤去範囲の明示/養生範囲/撤去後の写真報告。
下地補修(野縁交換・防腐):3〜10万円
- 含まれる作業:腐朽野縁・胴縁の交換、防腐処理、当て板新設、ビス補強。
- よくある増減:補修が点在→m単価で増額/広範囲劣化は一式加算。
- 確認ポイント:補修延長mの記載/腐朽原因(漏水・結露)の是正有無/使用材(樹種・断面)と固定ピッチ。
新規軒天材・副資材・施工費:総額の6〜7割
- 含まれる作業:軒天材本体、役物(入隅・出隅・見切り)、固定ビス、シーリング、必要に応じ塗装、搬入・施工・清掃。
- よくある増減:グレード(フッ素/無機、ラッピング品質、不燃区分)で単価差/木目柄の割付・継手数で手間増。
- 確認ポイント:メーカー・品番・不燃/準不燃区分、色番、継手・目地仕様、留め付け方法、メーカー&施工保証年数。
通気・換気部材(有孔材・見切り):1〜3万円
- 含まれる作業:有孔板または換気見切り材、防虫メッシュ、既存開口との連通加工。
- よくある増減:有孔率や見切り長さ、防虫メッシュの仕様で加算。
- 確認ポイント:必要換気量(目安:小屋裏面積の1/300〜1/500)の根拠/逆風時の雨水侵入対策/メッシュ目合いと清掃性。
諸経費(5〜10%)
- 含まれる作業:現場管理費、運搬・駐車場、養生資材、残材処理、事務経費、近隣挨拶など。
- よくある増減:現場が離れている・駐車不可・夜間規制で上振れ。
- 確認ポイント:諸経費の内訳を明記/駐車場・許認可費が別途か含むか。
実際におこなった軒天工事の施工事例


施工費用

軒天補修工事 | 15万円 |
足場費用 | 23.7万円 |
屋根葺き替え工事 | 190.3万円 |
今回、屋根葺き替え工事に伴い設置した足場を活用し、傷んだ軒天すべてを張り替え&補修いたしました。
施工箇所によっては足場が不要なケースもございます。お気軽にご相談ください!
※足場なしで対応しやすいのは?…1階まわりの低い軒天。作業高さがおおむね2m前後・補修範囲が小さいケース。安全に届く作業台や脚立で、剥がれ部の部分補修やパテ・塗装程度なら対応できることがあります。
お客さまと記念撮影!

施工後、お客様から嬉しいお声をいただけました(*^-^*)
次は一年点検でお伺いいたします!もちろんその前でも、気になることがあればお気軽にご相談くださいね!
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火災保険・補助制度の活用

火災保険
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見積り依頼時のチェックリスト

ルールを守れているか(不燃かどうか)
家の場所が「防火・準防火地域」だと、燃えにくい材料を使う決まりがあります。
- 自分の家が防火指定エリアか、役所サイトや業者に確認
- 使う材料のカタログや資料を見せてもらう(燃えにくいと書いてあるか)
- その資料を紙やPDFで保存しておく
2. ムレない作りになっているか(換気のしかけ)
屋根の中(小屋裏)がムレないように、穴あき板(有孔板)やすき間用の部材(換気見切り材)で空気の道を作ります。
- どこに穴あき部分を入れるか、位置の図を見せてもらう
- 風の通り道がふさがらない設計か(樋や外壁との取り合いで塞いでいないか)
- 虫よけの細かい網も付くかどうか
角や端の仕上げがキレイで長持ちか(納まり)
板の角・つなぎ目・端は、雨が入りやすく傷みやすい場所。カバー部品(役物)やコーキングで守ります。
- 角や端にカバー部品を使うか、名前と数を確認
- 板の切り口に防水処理(コーキングや塗料)をするか
- 雨樋や外壁とのつなぎ方(納まり図)を確認
見えない下地は大丈夫か(写真で確認)
古い板をはがすと、中の木(下地)が傷んでいることがあります。ここを直さないと長持ちしません。
- 施工前・撤去後・施工後の写真をもらう(ビフォー/アフター)
- 腐っていたらどこを何m直すか、金額の出し方を先に決める
- 傷みの原因雨漏り・結露)を直す方法まで説明してもらう
工事後まで安心できる条件(保証・足場・汚れ対策)
工事が終わってからも安心できるように、保証とお手入れ、足場の共用をチェック。
- 何に何年の保証か(材料だけ?工事のやり方も?)を文書でもらう
- 外壁塗装や雨樋交換と同時にできるか(足場代の節約になる)
- 汚れ・カビを防ぐコーティングやお手入れ方法の提案があるか
よくあるトラブルと回避法

通気が足りず結露
- 症状/原因:軒天の黒ずみ・カビ、ビス錆、ボードの反り。有孔率不足や換気経路の断絶(樋・外壁との取合いで塞ぐ)が主因。
- 回避策・是正策:有孔板/換気見切り材/防虫メッシュを採用し、小屋裏の空気の出入口を連通。
木目柄の継ぎ目が不自然
- 症状/原因:柄の“途切れ”や方向ズレが目立つ。定尺材のジョイント位置と柄方向の不一致が原因。
- 回避策・是正策:割付図でジョイントを陰になるラインや役物位置に合わせる/同ロットで揃える/端材ロスを許容して柄合わせ。
樋金具位置が干渉
- 症状/原因:新しい軒天材が樋金具や鼻隠しに当たる、樋勾配が狂う。
- 回避策・是正策:樋金具の一時脱着→再固定、座金・スペーサーで高さ調整、見切り材追加、勾配の復元と通水テスト。
天然木の色ムラ・反り
- 症状/原因:板ごとの色ブレ・反り・隙。天然木の吸放湿・日射差が要因。
- 回避策・是正策:防火(準不燃)認定仕様の羽目板を採用/四周シール(切断面封止)/UVカット屋外用クリアで保護、背面通気を確保。
塩害で金属に白サビ
- 症状/原因:表面が白っぽく粉をふく、端部から腐食。沿岸部の飛来塩分が主因。
- 回避策・是正策:塩害対応の金属軒天(高耐候ラッピング・高耐久塗膜)、下地のジンクリッチ防錆下塗り、定期洗浄(年2〜4回目安)を計画。
軒天に関するよくある質問
吹田市で軒天張り替え、補修なら「街の屋根やさん大阪吹田店」へ

そんな時は私たちにご相談ください!
軒天の見映え・防火・通気まで確認し、現地調査~お見積りだけでもお気軽にご依頼ください。
現地調査、相談、お見積りは完全無料です。お気軽にご相談ください!
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