屋根修理!一挙大公開致します!
屋根修理!つまり屋根の上の修理は屋根工事専門会社に任せるべき!
小工事から屋根養生まで屋根の修理に関する問題を解決できるように
一挙大公開させて頂きます。
1.棟板金の取り換え工事は?
2.ケラバ板金の取り換え工事は?
3.瓦1枚の差し替え工事は?
4.棟瓦の積替え工事は?
5.棟瓦の積み直し工事は?
6.谷板金交換工事は?
7.瓦屋根部分葺き直し工事は?
8.瓦屋根部分葺き替え工事は?
9.アンテナ撤去工事は?
10.波板交換工事は?
11.ブルーシート養生は?
ズバリお答えします!
全て屋根修理工事なのです!
つまり屋根屋さんに任せれば全ての悩みを解決できるのです!
1.棟板金の取り換え工事は?(豊中市現場写真)
台風被害で棟板金が飛散寸前です。
被害を受けられたお客様はどこに依頼すればいいのでしょう?
貫板も見えています!木部の修理は大工さん!?
屋根は銅板で葺かれています!板金屋さん!?
大丈夫です!これも立派な屋根修理ですので屋根屋さんにお任せください!
屋根修理の模様を見ていきましょう!
棟板金、貫板(ぬきいた)を撤去します。
※既存の釘穴には万が一の雨水の吹込みで浸入しないようにコーキング処理をします。
貫板をビスで止めていきます。
貫板(杉板厚み15mm、幅90mm)
既存の棟板金は銅板を使用していましたが、お客様の要望もありガルバリウム鋼板を使用しました。
※銅板は劣化が進むと変色し緑色になる特徴があるのです。
写真右側の茶色く言える部分はアンテナの鉄さびです。
2.ケラバ板金の取り換え工事は?(吹田市現場写真)
風災害で工場のケラバ箇所の板金が飛散しているようです。
大波スレートにガルバリウム鋼板を使用しカバー工事をされていたようですが、ケラバ箇所のみ飛散していました。
※ケラバとは?建物の両サイドの軒先から棟にかけ一方に流れている壁と屋根の取合いの隙間を隠すために施工される箇所です。
ケラバ箇所の取付幅に工夫を施し鉄骨ビス2点止めで
既存の鉄骨下地に固定させて頂きました。
これで強風が吹いても飛散の確率は軽減できると思います。
この様な部分的補修工事も立派な屋根修理なのです!
3.瓦1枚の差し替え工事は?(箕面市現場写真)
アンテナが倒れたことによる瓦割れ被害の模様です。
1枚割れているだけですが雨漏り被害が出てしまう可能性がありますので迅速な対応が必要です!
つまり瓦1枚の破損でも緊急事態なのです!
瓦の下地は土です。(土葺き瓦屋根)
多少の雨水の浸入ならば雨漏りの心配はありませんがこれだけ破損していると確実に雨漏りします。
割れている箇所の1枚上の瓦を持ち上げブルーシートを敷き込みました。
これで翌日の差し替え工事まで安心です。
いぶし瓦を2枚差替えさせて頂きました。下地の土がきちんと残っていましたので下地処理の必要はなくズレ止めのコーキング処理をさせて頂き屋根修理工事は完了です。
上記のような屋根修理は沢山あります。
今回のお問い合わせ内容はテレビアンテナが倒れたから見に来てほしいとのことでした。
屋根に上り無料調査の結果瓦の破損が見つかったのです。
お問い合わせから2日で屋根修理が出来たことでお客様にも安心して喜んで頂きましたので良かったです!
因みに部分養生、瓦の差し替え、コーキング処理で10,000円の屋根修理工事となりました。
4.棟瓦の積替え工事は?(箕面市現場写真)
屋根修理、棟瓦積替え工事とは既存の棟を解体し、下地処理を施し新しい瓦で積み替える工事の事を言います。
屋根修理、既存棟瓦解体作業
屋根修理の中で最も体力と根気のいる作業です。
冠瓦は銅線で固定しているだけなので簡単に撤去出来ますが熨斗瓦は1枚ずつ剥がし土も取り除いていかなければならないのです。
棟瓦を解体していまえば地瓦を固定していた重みがなくなるため、地瓦がズレないように慎重に作業しなければなりません。
棟の中心に心木を打ち込むための金物を打ち込み下地処理の始まりです。
高さ調整もこの際に行うのです。
高すぎれば面戸が見えすぎますし、低ければ冠瓦を設置した際においあて瓦にあたってしまいますので水糸を張り絶妙な高さ調整をしなければならないのです。
屋根修理、心木取付作業
高さ調整を施した後に心木を金物の側面にビスで固定していきます。
※心木とは冠瓦をビスで固定する際に必要な木材
心木にビスで固定出来た様子です。
高さと垂直を確認し、なんばんで固定していきます。
屋根修理、下地処理完成
なんばんで心木を固定が出来れば下地処理完了。
使用する冠瓦です。
防災棟とも呼ばれることもあり阪神淡路大震災後に淡路瓦を中心に焼き作られた商品の一つです。
防災棟とも呼ばれることもあり阪神淡路大震災後に淡路瓦を中心に焼き作られた商品の一つです。
三俣瓦です。
大棟から隅棟へと別れるジョイントに使用します。
屋根修理、冠瓦積替え(7寸丸)
なんばんには白色もありますが今回は黒なんばんを使用させて頂きました。
軒先から順番にパッキン付きビスで心木に止めていきます。
三俣瓦も綺麗に固定出来ました。
屋根修理、棟積み替え工事完成!
完成写真です。
既存は熨斗8段積みの棟でしたが綺麗におさまりました。
見栄えもスッキリ
棟を低くすることにより揺れや強風時にも安心して頂けます。
約50メートルにわたる屋根修理、棟の積替え工事も3日で終えることができました。
職人の努力のご褒美に綺麗な夕日が見送ってくれました。
5.棟瓦の積み直し工事は?(吹田市現場写真)
屋根修理、棟の積み直し工事は既存の瓦を解体し、下地処理を施し瓦を積み戻していく作業なのです。
積替え工事とは違い新しい瓦材料が必要ない為比較的安価で出来ます。
熨斗瓦を積み直す際、熨斗の外側に水糸を張り高さと通りをまっすぐ出来るように熨斗を積んでいきます。
下地に使用するなんばんの硬さや量は熟練の職人の感覚となります。
1段目の1列が完成しました。
※やや斜めに固定する事が重要
(雨水が入り込まないように、棟から軒先に向け傾ける)
瓦の大きさも微妙に違うので微調整が必要です。
なんばんに熨斗瓦を密着させるためにハンマーでたたく際の瓦の音と、手に伝わる感触で作業を進めていきます。
(ハンマーで熨斗をたたく音は音楽楽器の鉄琴をたたいているような音です)
1段目がとても重要なのです。
高さがバラバラならば積み上げていけばいくほど隙間ができますので慎重な作業となります。
高さがバラバラならば積み上げていけばいくほど隙間ができますので慎重な作業となります。
同じ作業を繰り返し熨斗3段を積み直すことが出来ました。
後は冠瓦を積めば完成です!
面戸も綺麗に仕上がりました!
約5メートルの棟瓦積み直しは1日で終える事が出来ました。
屋根修理と言えども色々ありますね!
6.谷板金交換工事は?(吹田市現場写真)
屋根修理、谷板金交換工事の施工前ですが特に問題はなさそうに見えますが雨漏りが発生していたのです。
ちょうど谷板金の真下でかなりの雨水が浸入しています。
屋根修理の中でも雨漏りに関する案件は迅速対応とさせて頂いています。
屋根修理、谷板金交換工事
谷板金を交換するには谷廻りの瓦を捲らなければならないのです。
葺き直し作業と同じ要領で捲った瓦に番号を打ち保管しておきます。
※同じ場所に戻さなければ隙間やずれが発生するため瓦の裏に番号を書きます。
軒先から壁際にかけ新しい谷板金を入れていき下地の木部に対し両袖外に当て板をあてビスで止めていくのです。
谷板金の袖部分になんばんを盛り上げ高さ調整をしながら瓦を番号順に戻していきます。
谷板金を入れ込むために捲った瓦を戻していきます。
戻し終えた瓦にはズレ止めとしてコーキングを打たせて頂きました。
屋根修理、谷板金工事完成!
これで雨漏りの心配もありません!
7.瓦屋根部分葺き直し工事は?(豊中市現場写真)
屋根修理、瓦屋根部分葺き直しとは下地処理を施し既存の瓦を使用し部分的に瓦を葺き戻していく作業です。
軒先中心の作業になりますので足場を組ませて頂きました。
通常軒先の饅頭瓦(まんじゅうかわら)は釘で固定しているため外れにくいのですが劣化と共に釘は錆てなくなってしまっている状態でした。
瓦がめくれていたのは軒先から2列目まででしたが下地の状態も気になりますので7列目まで部分的に瓦を捲り葺き直していく事にしました。
既存の下地(土)は大丈夫でしたが全て土を取り除き、
なんばんを垂木の上に敷き詰め下地処理をした後に瓦を葺き戻していきます。
垂木の上に下地なんばん処理を施しました。
なんばんの上に瓦を戻し高さ調整をした後に1枚ずつビスで止め固定させて頂きました。
多少軒先に瓦がズレていた箇所は大棟に向け押し戻しましたので大丈夫だと思います!
瓦はなんばんとビスで固定していますが他の瓦は施工前のままですので全体的なズレ止めとしてコーキングを打たせて頂きました。(ラバーロックとも言います)
コーキングは瓦の山の部分に施すのが基本です。
たまに見かけるのが瓦全体に塗っていますが雨漏りの原因になりますので注意してください!
8.部分葺き替え工事は?(茨木市現場写真)
屋根修理の部分葺き替え工事とは既存の瓦を部分的に捲り、撤去処分し新しい屋根材を葺いていく作業です。
写真の現場は全ての屋根ですと300㎡ありますが、部分的に100㎡を葺き替えさせて頂きました。
屋根修理、瓦捲りからルーフィングまでの模様(1日目)
部分的に捲る範囲を決め1枚ずつ手作業で瓦を捲っていきます。
瓦を捲れば大量の土が下地材として使用せれていますのでこの土もすべ撤去させて頂きます。
100㎡で約5トンの廃材が出ます。
瓦、葺き土を撤去させて頂きました。
下地処理には胴縁を使い高さ調整をさせていただきます。
屋根修理に使用させて頂く下地材料です。構造用合板12ミリ、改質アスファルトルーフィング、胴縁となります。
下地胴縁にめがけて構造用合板12ミリを釘で固定していきます。
軒先から改質アスファルトルーフィングをタッカー釘で固定していきます。
屋根修理の中でもルーフィングは防水処理としてはとても重要なのです。
万が一雨水が屋根材から浸入しても軒先まで排水してくれるのです。
ルーフィングのジョイントは10センチ以上重なてはっていきます。
大棟まで張り終えれば1日目の作業は終了です。
屋根修理、カラーベストコロニアル遮熱グラッサ葺き(2日目)
屋根修理で使用させて頂くケイミュー様のコロニアル遮熱グラッサです。
カラーバリエーションも9種類ありお客様満足度も高い商品の一つです。
3,3㎡で20枚使用しますので100㎡葺くためには606枚必要になってきます。
全て職人さんの手作業で仕上げていくわけですからすごいの一言ですね!
連棟の取合い部分に使用する水切り板金です。
最終的にはコの字型の笠木のような板金を加工し被せて雨仕舞する前の下地処理とお考え下さい。
棟板金です。
屋根材と屋根材が接合する部分に使用します。
棟包みとも呼ばれています。
水切り板金を設置しました。
施工面から万が一雨水が吹き込んでも大丈夫なように立ち上がりを設けています。
軒先に水切り板金を設置し棟に向け屋根材を葺いていきます。
屋根修理も間もなく完成です!
棟板金を取付け、下り棟も加工したガルバリウム鋼板で下地に使用した水切りを被せるように取付け雨仕舞も完成です。
このあたりの雨仕舞は板金職人さんだからこその技だと思います。
作業開始から二日間、屋根修理部分葺き替え工事も夕暮れと共に終える事が出来ました。
9.アンテナ撤去工事は?(吹田市現場写真)
アンテナ撤去も立派な屋根修理なのです。
なぜならば強風で倒れたアンテナが屋根材を傷つけているケース多いのです。
もちろん電気屋さんやアンテナ屋さんでもアンテナは撤去は出来ますが万が一被害が発見できても修理が困難になるため屋根屋さんに頼めば安心ですね。
もう一つは屋根に上ることに対し屋根屋さんは慣れています。屋根材のどこを踏み歩けばいいのかを分かっているので安心して任せられると思います!
踏み間違えて屋根材を割ってしまえば本末転倒ですね!
衛星アンテナまで倒れています。
使用されていないアンテナは屋根の上に放置するのはお勧めできません。近隣様に対する二次災害や通行人にけがをさせても大変です。
アンテナは4点から引っ張り合い固定しているケースほとんどです。
1本切れてしまえば倒れる危険性があるのです。
特に台風の通過後は屋根点検をお勧めします。
※素人の方は屋根には絶対に上らないでください!
屋根修理アンテナ撤去作業は5000円から承っております!
10.波板交換工事は?(吹田市現場写真)
波板交換は屋根修理の中でも危険な作業となります。
ほとんどがベランダ屋根として日よけや雨除けとして取り付けられているのですが建物屋根とは違いほとんどの軸組がアルミ材を使用しているため上からの重量には耐えられないため登っての作業が危険なのです。
2階以上の建物でしたら足場が必須になります。
既存の波板を解体撤去し軸組の状態にしレールにたまったゴミを撤去します。
寸法を実測しポリカーボネートを並べ、波板の山の部分に下穴をあけフックで固定していきます。
ジョイントは2.5山被せ、フックは3山ごとに固定していきます。
昔の波板素材は塩ビ系が多かったのですが最近では耐候性や耐衝撃性にすぐれたポリカーボネート樹脂を使用することが多いのです。
固定用フックだけではなく下地に合わせて金属製のフックボルトや、傘釘、傘つきボルトネジと色々あるのです。
※台風被害で波板が飛散した話をよく聞きますがそもそも耐久年数は10年未満とされている商品がほとんどなので仕方ないかもしれません。
弊社実績で平成29年の大阪に上陸した台風19号で飛散した波板交換件数50件ほど施工させて頂きましたが、平成30年の北部地震後の台風21号で大阪北部は甚大な被害を受けましたが1年前に交換させて頂いた波板の飛散被害は0件でした。
いかにメンテナンスが重要かを痛感させられました!
屋根修理、屋根点検は屋根修理専門の弊社にお任せください!
11.ブルーシート養生は?(吹田市、豊中市、高槻市、茨木市現場写真)
ブルーシート養生は立派な屋根修理なのです。
台風被害で1番に行わなければいけない作業が屋根養生です。
瓦が飛散したり棟が崩れた、板金が捲れたなどの被害は雨漏りに直結する事がほとんどだからなのです。
弊社には平成30年の北部地震、台風21号で被害に遭われたお宅を約500件屋根養生させていただきました。
左の写真もその1件です。
土嚢袋に土を詰め(約10㎏)30個を屋根に梯子で上げ、
ブルーシートが飛ばないように錘にさせて頂きました。
5000円から50000円の養生費用は頂きますが、
工事を依頼して頂いたお客様には養生費は値引きしますので事実上は無料です。
あまり見かけない養生かと思いますが弊社オリジナル養生で、片面粘着ルーフィングで棟全体を包み込んでいます。
カバー工事の際に使用すルーフィングです。(カスタムライト)
粘着性が抜群で土嚢袋を屋根に運べない時などに使用させて頂きました。
棟の積替え工事が決まっていましたので崩れた瓦と土を土嚢袋に詰め錘にさせて頂きました。
一般的な養生です。ブルーシートと土嚢袋で棟全体を被せています。
強風にも強く2次災害の心配が少なく済みます。
3人で半日かかりました。
まとめ
まだまだたくさん紹介したいのですが
最後に屋根修理専門業者からのお願いとアドバイスをさせていただきます。
※素人の方は絶対に屋根に上らないでください!
ニュースなどで毎年取り上げられているとは思いますが、
雪下ろしの際に転倒、ブルーシートを屋根にかけにいき転倒、梯子から転倒などと死亡事故も多数出ています。
どんな些細な事でも屋根専門業者にお願いしてください!
※屋根修理専門の弊社が出来るアドバイスは新築から10年以上の建物は必ず点検するといいでしょう!
棟板金を固定している釘の浮き
もし点検で見つける事が出来れば釘を打ち直すことができ
強風時に飛散する事を軽減できます。
冠瓦を固定している銅線のゆるみや切れ
銅線を巻き直すことは棟を積み直さなければ不可能ですが
熨斗瓦と、冠瓦をコーキングで固定することはできます。
少しのメンテナンスで被害を軽減できます。被害が出てからでは遅いのです。
健康管理とおなじで常に予防する意識をもって下さい。
銅線断裂による冠瓦のずれ。
地震による棟瓦の崩れ。
釘浮きによる棟板金飛散。
災害は必ず起こります。
建物は直せますが命は戻りません!
屋根修理を通じ沢山の悲しみの声を聞かせていただいた事が我々の使命となり少しでもお客様の役に立てる屋根修理業者として頑張っていきますので宜しくお願い致します。