広小舞や淀が破損して軒先瓦が下がってしまっています。豊中市岡町南
豊中市岡町南の建物で、軒先瓦が下がり、登り淀、広小舞の破損がありました。
破風の破損状態も大きく、広小舞や登り淀なども割れています。
大雨や台風などの影響を受けると、瓦のズレや破風板の剥がれにもなってしまいます。
雨水の浸入により内部の木部はどんどん劣化してしまいます。
また躯体の老化や雨漏りにもつながります。
広小舞は軒先の先端にある垂木の上に取り付けられる木板です。
広小舞の役割は・・・
〇軒先を揃えます
垂木は細長い角材を使用しますので、反ってしまうと屋根面にデコボコができます。
広小舞はデコボコを無くし、軒先を揃える役目があります。
〇瓦の角度の調整
広小舞には瓦角度の調整の役割があります。
瓦の種類により、広小舞の厚みを変えて、足したり広小舞の上に淀を取り付けて
瓦の角度調整の役割があります。
〇水留め
水留めは野地板などの木材の切れ口は雨水を吸収しやすいので、大雨や台風に
備えて切り口を濡れないように施工していきます。その役割を広小舞が果たします。
広小舞や淀は軒先の瓦が安定して被せるため調整されています。
軒先にある瓦角度も他の瓦と同じようになるようになっています。
もし瓦葺き屋根に広小舞や登り淀がなければ、軒先瓦やケラバ瓦が角度が安定できません。
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