大阪市淀川区 雨漏り調査!瓦棒屋根の劣化による雨漏りとは?
※2020年10月15日更新
こんにちは!街の屋根やさん大阪吹田店です。
今回は、築40年以上の瓦棒屋根での雨漏り調査でした。
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大阪市淀川区にて雨漏り調査した瓦棒屋根
瓦棒屋根とは、屋根頂上にある棟から軒先まで1枚の金属系屋根材で葺かれた縦葺きの屋根で、いわゆるトタン屋根のことです。(「瓦」という文字はありますが瓦は使用されません)
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瓦屋根と比較すると軽量であり、また低コストで施工できるため人気ではありましたが、およそ10年ごとには塗装メンテナンスをしておかないと、すぐに錆びてしまい、劣化が外観にあらわれやすいというデメリットがあります。
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大阪市淀川区にて雨漏り調査① 金属の経年劣化による雨漏り
早速ハシゴを架けて屋根にあがると、今回はすぐに雨漏りの原因が分かりました。
原因は、この瓦棒屋根の経年劣化です。
錆びがかなり進行しているため、ところどころ穴があいていて金属としての防水力が機能しておらず、あらゆる場所から雨水が屋根内部に入って雨漏りを引き起こしていると考えられます。
築40年以上というこちらのお住まいは、築後1度も屋根のメンテナンスをされたことがないとのことでした。
瓦棒屋根は、築後数十年経っているケースが多く、錆びて穴が開いたり亀裂が入り雨漏りしたという被害が多いです。
こちらで施工されているトタン屋根は現在でも流通していますが、近年では同じ金属系で低コストでも性能のいい屋根材が登場しているため、見かける機会は少なくなってきました。
トタンはどうしても錆びやすく、今回のような雨漏りを発生させやすいのです。
大阪市淀川区にて雨漏り調査② 部分補修は可能かどうか
屋根のメンテナンスとなると、部分的に補修することは出来ないかというご要望が多いです。
もちろん屋根の状態を見て部分補修が可能であれば、コストも抑えられ工期も短く済むこともあるためご提案させていただきます。
ただ今回の場合は、頂上の棟から軒まで1枚の金属板で縦に葺かれている屋根であり、かつすべての金属板に錆び・穴が見られました。
もし応急処置のような形で穴をふさいで部分補修しても、また違う場所に亀裂や穴があきすぐに雨漏りしてしまう可能性が高いです。
お客様の今後の居住プランをお聞きしたところ、今後も長く住み続ける大切なお住まいということですので、今回の場合は部分補修はオススメできませんでした。
雨漏り対策にも人気!屋根カバー工法とは?
今回のような瓦棒屋根で重度の錆びや穴あきが見られる場合、屋根リフォームとして最適なのは「屋根カバー工法」です。
屋根カバー工法とは、既存屋根の上から新しい金属屋根材をのせてカバーする工法です。
既存の屋根材をそのまま残すため、廃材が出ずに済み、撤去費や処理費を省くことができます。
上からカバーするので同じような形状の立平で施工すると、屋根リフォームとしてもかなり低コストに抑えることができます。
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錆びた屋根材の上にかぶせてその後問題はないのかと心配になるかもしれませんが、もちろん直貼りではなく、ルーフィング(防水シート)を張ってから屋根材を葺いていきます。
ルーフィングとは、雨漏りを防ぐのには欠かせない屋根下地材のことです。
アスファルトルーフィングや改質アスファルトルーフィングが人気で、耐久性が高く、現在の屋根施工には必ず使用されています。
これくらいの作業であれば1日で終わる工事であり、職人の人件費もあまりかけずに済むことも嬉しいメリットですね。
費用を抑えながらも安心できる屋根カバー工法で、雨漏りも完全に防ぐことができます!
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大阪市淀川区にて雨漏り調査結果
今回の雨漏り調査の結果、雨漏りの原因は金属製の瓦棒屋根の経年劣化でした。
雨漏りは、基本的には部分補修で済む工事なら最低限の工事内容で止めることが出来ます。
しかし今回のように屋根全体が劣化が進行している場合は、部分補修をしてもまたすぐに雨漏りしてしまい、部分補修をした分余計に費用がかかってしまう可能性が高いです。
いたちごっこになって何度も何度も補修工事をしなければなりません。
全体的に経年劣化した屋根は、屋根全体を葺き替える工事か、屋根カバー工事をすることが一番適しています。
今回の雨漏り調査の結果をお客様に写真とともに丁寧に説明させていただき、雨漏りを止める工事として屋根カバー工事を提案させていただいてご検討いただく事となりました。
これで今回の雨漏り調査は完了です!
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大阪市淀川区で雨漏り調査なら「街の屋根やさん大阪吹田店」へ
雨漏りの原因は一つとは限らず、想像以上に多岐に渡ります。
今回のように屋根が原因での雨漏りというケースは多いですが、他にも屋根裏や外壁、ベランダ、サッシということもあります。
そのため雨漏り調査は、屋根・屋根裏・外壁・サッシまわりなどお住まい全体の点検作業が必要です。
思わぬところが「雨水の浸入口」となり、雨漏りを引き起こしていることもあります。
こういった雨漏り調査やお住まいのメンテナンスを先延ばしにしてしまうと、お住まいの内部の劣化を早め、「気づいた時には修理費用がかなりかさむ事になってしまった!」というケースも多いです。
不十分な雨漏り調査や的外れな部分補修では、残念ながら「雨漏りの再発」を引き起こすだけでなく、お住まい全体の寿命を縮めたり、台風などの災害時に大きな被害を招くことになりかねません。
街の屋根屋さん大阪吹田店では、雨漏り診断のプロによる無料雨漏り調査をおこなっております。
雨漏りの原因調査のためにお時間をいただき、丁寧にお住まいの点検をさせていただきます。
雨漏り調査時に写真や動画を撮影し、普段お客様がご自身で確認することができない箇所を調査完了後に丁寧にわかりやすくお伝えいたします。
・すぐに修理とは考えていらっしゃらない方
・「家の状態を把握しておきたい」という方
・災害時の備えとして点検しておきたい方
いつでも無料で雨漏り調査・お見積りまでさせていただいておりますのでお気軽にご相談くださいね。
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