吹田市。陸屋根の防水で注意したいこと。
吹田市の以前お伺いした陸屋根の調査です。
陸屋根は最近の建物でも多く見られます。
陸屋根で注意しておきたいことが、屋上バルコニーのように屋根に簡単に上がれない建物
があるということです。
陸屋根は建築された業者がメンテナンスできるようにハシゴや階段をつけていれば
点検できますが、戸建てで全く何もついていない家があります。
実際この建物も何もついてなく点検するにもハシゴが必要になります。
屋根のように瓦やスレートなどは点検する為のハシゴはないのが当たり前です。
しかし、陸屋根の場合は傾斜がない為、屋根材を使いません。
屋根材を使わなくフラットな屋根の雨をどのように流していくかというと、
防水工事によって施していきます。
建築時に屋根は屋根職人が施工していきます。
屋根材を張る作業は瓦やスレート、ガルバリウム鋼板などはすべて屋根職人の仕事になります。
しかし、フラットの屋根である陸屋根や屋上バルコニーは防水工事になるため屋根職人ではなく
防水の職人により施工されます。
全く施工方法が異なります。
屋根は勾配があればあるほど雨水は流れ雨漏りしにくいと言えますが、陸屋根には勾配が全くありません。
防水工事によって雨の浸入を防いでいます。
防水工事は防水の施工法により耐久性が変わってきます。
またドレンへと雨水を集めますが、このドレンが詰まってしまえばプールになってしまう危険性があります。
屋上バルコニーは日頃から洗濯物などを干して使用すれば、ドレンの詰まりによってプールになってもすぐに
気付きますが、陸屋根はそうはいきません。
日頃から上がることがないですし、ハシゴもなければ上がりようがありません。
また防水層の劣化や亀裂rが写真のようにあっても気づかないことが多いです。
ではいつ気付くのかというと雨漏りしてしまってからです。
最悪の被害が出てから気付くというのが陸屋根の怖い所です。
建築業者も注意して点検を呼びかけてくれれば良いのですが、そんなこともしません。
お客様はもちろん素人なので、被害が起きてからにどうしてもなります。
陸屋根は防水層が劣化していなくても、ドレンまわりの詰まりは何年か経てば必ず点検する
必要があります。
よくドレンの詰まりは調査でも目にします。
防水工事の施工方法によっても異なりますが、約10年程度で防水のメンテナンスを考えた方が良いです。
新築時の防水工事はコストを抑えた防水工事が多いようです。
個人的には陸屋根は屋根ではオススメではないのですが、現在、陸屋根という方は
一度、点検されてみてはいかがでしょうか?
もちろん高所作業なので業者に依頼することをオススメします。
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