ロフトの天井クロスが剥がれている?雨漏りが原因なのか?東淀川区
東淀川区の木造3階建て住宅のオーナー様よりお問い合わせの電話いただきました。
まだ築12年なのに天井のクロスが剥がれてきていて木部が腐っているのが見えるとのことでしたが、見てみないことには分かりませんので翌日の朝お伺いさせていただきました。
目に飛び込んできたのは…!
壁際から1メートルほど天井が切り抜かれていました。新築時施工された工務店は倒産してしまったようで、施工元の設計士が調査したそうですが、オーナ様に結論を聞きますと湿気によるカビとの判断だったらしいのです。
約4メートル天井が切り落とされていました!僕の目に飛び込むのは???ばかりでした。オーナー様の許可をいただき養生の一部をはがしてみることにしました。
棟木、垂木、野地板が真っ黒でした!まるで焼け焦げたようでした。施工元がカビが原因といいますが雨漏り調査はされていないとのことでしたので屋根にのぼって調査することにしました。
垂木も棟木から崩れ落ちそうです。
なぜこうなったのか?
原因は?
必ず特定しお客様に安心していただきます。
とにかくオーナー様の不安を少しでも安心にかえてあげなければ!しかも子供部屋でしたのでなおさら不安も大きいと思いますので…
防水紙の状態が気になりましたのでお客様に許可をいただきカッターナイフで切り込んでみました。
野地板は本来12ミリあるものが1ミリ程度しか残っていませんし防水紙も防水塗料を塗布している面が剥げて薄くなっていました。
屋根裏の断熱材を引っ張地抜いてみました!果たして湿気が原因ならばここまで水が流れたようになるのでしょうか?
棟から2メートル位の野地板の状態です!
断熱材とよく似たシミに見えます。
丁度垂木が腐食している真上に上がってみました!
スレート自体はまだ大丈夫そうですが
全体的に中央寄りに屋根が下がっています。
真ん中あたりが下がっています!横雨に打たれてしまえば、防水紙がきいてなければ居室内に雨漏りする可能性は高いです!
片流れの屋根形状では棟付近の雨漏りが多いのですが、特に板金の浮きや劣化は確認できませんでした。
どちらにせよ今回のケースは屋根をめくってみないと原因は難しいところです。
棟木や垂木、野地板の状況を考え散水試験はできませんので、後日原因を特定するため2次調査をします。
雨漏りや湿気が原因であっても、木部(棟木、垂木)の補修と屋根の下地(野地板)はやり直さなければ不安は解消されませんので、スピードをあげ取り組みたいと考えています。
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