大阪 雨漏りがきっかけの屋根葺き替え工事【ビフォーアフター】
※2021年2月15日 記事更新
こんにちは!街の屋根やさん大阪吹田店です。
「繰り返す雨漏りに困っている、やっぱり葺き替えが必要?」
「大阪で信頼できる評判のいい屋根工事業者は?」
大阪で繰り返す雨漏りにお困りですか?
本日は、弊社が大阪府でおこなった雨漏りがきっかけの屋根葺き替え工事をご紹介します!
大阪 雨漏りがきっかけの屋根葺き替え工事【ビフォーアフター】
まずは、弊社がおこなった雨漏りがきっかけの屋根葺き替え工事のビフォーアフターをご覧ください。
雨漏りの原因となった瓦屋根です。
室内では雨漏りが発生し、天井がたわんでいます。
また、雨漏り箇所にはカビも繁殖し始めていました。
繰り返す雨漏りの原因となった昔ながらの土葺き屋根。
これで、雨漏りのストレスから解放され安心してお過ごしいただけます!
建物全体の印象もガラリと変わり、スッキリとした印象になりましたね。
大阪 雨漏りがきっかけの屋根葺き替え工事【施工模様】
地域 | 大阪府東大阪市 |
築年数 | 約35年 |
きっかけ | 雨漏りによる天井のたわみ、クロス剥がれ、カビ繁殖 |
葺き替え前 | 土葺きの瓦屋根 |
葺き替え後 | 金属屋根(スーパーガルテクト) |
では、弊社が大阪でおこなった雨漏りがきっかけとなった葺き替え工事の施工模様を大公開します。
屋根のプロフェッショナルたちによる、丁寧で確実な施工をじっくりとご確認ください!
大阪 雨漏りがきっかけの葺き替え工事step1「無料雨漏り調査」
弊社は、屋根工事の前には必ず事前の無料調査をいたします。
無料といえども、徹底的な調査で雨漏り原因を突き止め、最適で確実な施工方法を導き出します!
お施主様にご挨拶後、まずは、雨漏り箇所を調査させていただきます。
また、可能であれば、「どれくらい漏るのか」「いつ頃から漏りだしたか」「どんな天候時に漏るのか」など、そこに住んでいる方にしか分からない情報をお聞かせいただきます。
こちらが雨漏りしているという室内の天井です。
雨水が浸みこんだことで、天井のクロスが剥がれかかっています。
こちらの雨漏り箇所には大きく雨染みが現われています。
染みは黒くなり、すでにカビが繁殖し始めているようです。
カビは見た目・不快な匂いを生じさせますが、実はそれだけではありません。
室内のカビを放置すると、目に見えないカビの胞子が飛散し、アレルギーや喘息などの健康被害を引き起こす原因にもなります。
早目の対策が必要ですね。
お施主様に屋根に上る許可をいただきました。
ハシゴをかけて屋根を調査いたします。
次は、屋根の調査です。
こちらの屋根は瓦で、屋根頂上にあたる棟(むね)まわりには漆喰(しっくい)が施工されています。(上写真)
瓦の隙間に入っている白っぽいコンクリートのような建材が漆喰です。
ただ、本来は白いはずの漆喰が灰色に変色し、ところどころ剥がれているのが分かります。
こちらは鬼瓦(おにがわら)まわりです。
こちらに施工されている漆喰も経年劣化による「剥がれ・浮き」がみられます。
漆喰は、雨水浸入を防ぐために施工される建材ですが、瓦に比べて寿命は短いです。
瓦自体の耐用年数は50年からそれ以上と長寿命なのに対し、漆喰は約15年で劣化し詰め替えが必要になります。
漆喰の剥がれをそのままにしておくと、瓦のズレを生じさせます。
瓦のズレは不要な隙間を作り出し、そこから雨水が浸入することで「雨漏り」「瓦の飛散・落下」などを引き起こします。
こちらは屋根に設置されている雨樋(あまどい)です。
雨樋は、屋根面に溜まった雨水を集め地下へスムーズに排水させてくれる重要な住宅設備です。
しかし、こちらの雨樋は雨水が溜まったままになっています。(上写真)
よく見ると、雨樋内部には雨水以外にも泥や苔が見えますね。
雨樋の不具合は、「建物外壁の劣化を早める原因」や「外壁からの雨水浸入の原因」になりえます。
また、劣化によって剥がれた屋根漆喰の破片も雨樋内部に散乱していました。
大阪 雨漏りがきっかけの葺き替え工事step2「調査の結果」
無料雨漏り調査が完了しました。
調査の際に記録した写真や動画をお見せしながら、お客様へ親切・丁寧に現状をお伝えします。
さらに、現状から導き出した屋根のプロによる最適・確実な解決策無料でご提案いたします。
分からないことやご不安なことがあれば、私たちになんでもお気軽におききくださいね!
・天井に雨漏りが生じ、クロス剥がれ・天井のたわみ・カビなどの被害が出ている
・瓦屋根に施工された漆喰が経年劣化により剥がれが生じている⇒雨水浸入リスクが高まっている
・屋根に設置されている雨樋が機能していない⇒外壁を傷める原因になりうる
目視では瓦自体にそれほどの劣化は見られませんでした。
しかし、実際に瓦をめくっていくと、雨漏り原因となりうる要因がいくつも確認されました。
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▲瓦の下に敷かれている葺き土です。雨水が浸みこみ湿気を帯びています。(上写真は瓦解体時の様子です)
瓦の下に敷かれる葺き土は、「濡れる⇒乾燥⇒濡れる⇒乾燥」を繰り返すことで、本来の防水機能を徐々に失っていきます。
(粘土質からサラサラになる)
また、葺き土が経年によって、粘土質から砂状に変質することで懸念されるのが「瓦の固定力低下」です。
・屋根葺き替え工事で下地から屋根を形成し直す
現状から、弊社では屋根下地からメンテナンスし新しい屋根を造り直す「屋根葺き替え工事」が最適であると判断いたしました。
経験豊富な屋根職人は、屋根にのぼった瞬間に屋根の劣化具合がおおよそ分かります。
それは、「歩いた感じ」です。
「屋根面が布団のように、なんとなくふわふわとした踏み心地」
このような場合、屋根下地の劣化が顕著であり、葺き替えが必要なであることが非常に多いのです。
また、一歩踏んだ瞬間に「危険」と判断し、屋根に上がることすらできないケースもあります。
「屋根下地がしっかりしているかどうか」が、「葺き替えが必要か否か」を決めるひとつの選択基準といえます。
大阪 雨漏りがきっかけの葺き替え工事step3「足場の設営」
お施主様に、現状とご提案内容を十分にご理解・ご納得をいただけましたら工事スタートです。
まずは、屋根工事を安全・確実に施工するために不可欠な足場を設置します。
足場にはメッシュシートをかけ、施工の際に出る粉塵を防ぎます。
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大阪 雨漏りがきっかけの葺き替え工事step4「既存屋根の解体、撤去」
屋根葺き替え工事の第一工程は「既存屋根の解体と撤去」です。
この作業は屋根職人の手作業でおこなわれます。
葺き替え工事工程の中で一番手間と職人の人数がかかる作業です。
一枚一枚の瓦を素早く丁寧に解体、撤去します。
こちらの屋根は土葺き工法で形成されているため、瓦をはずすと中から黄土色の「葺き土(ふきど)」が出てきました。
屋根下地として葺き土を使用し屋根を形成する方法を「土葺き工法」といいます。
経年により葺き土が脆弱になると瓦の固定力が下がって、隣り合う瓦同士の隙間が生じます。
すると、葺き土の劣化により生じた隙間から雨水が浸入し、雨漏りに繋がることがあるのです。
そのため、土葺き工法の屋根は、一度瓦が大きくズレてしまうと簡単に元に戻せないというデメリットがあります。
また、重い屋根瓦と大量の葺き土がのった土葺き工法の瓦屋根は、建物の重心が高くなり地震時の揺れが大きくなりがちです。
そのため2021年現在では、耐震性への影響から土葺き工法はほとんど採用されていません。
大阪 雨漏りがきっかけの葺き替え工事step5「葺き土(ふきど)の撤去」
大量の葺き土を土のう袋に詰めて撤去します。
粉塵ができるだけ立たないようご近所に配慮しながら作業を進めています。
葺き土は雨水によって湿り気を帯び、さらに、脆弱化してサラサラとしていました。
これでは、瓦をしっかりと留められず、瓦同士に雨水浸入口となる隙間が生じても無理はありません。
大阪 雨漏りがきっかけの葺き替え工事step6「垂木の設置」
すべての瓦、葺き土を撤去しました。
ここですぐに新しい屋根を設置するわけにはいきません。
長い年月(およそ40年間)、重い屋根瓦と大量の葺き土がのっていた屋根下地は「たわみ」「傷み」などの不具合が生じています。(重みで下がっている)
特に、屋根は適正な傾きがなければスムーズに雨水を排水できません。
そのため、まずは、垂木という棒状の木材を使用し、屋根の歪みやたわみを調整し下地を強化します。(上写真)
また、垂木はこのあと設置する野地板(のじいた)を強く固定させるために超重要です。
大阪 雨漏りがきっかけの葺き替え工事step7「野地板(のじいた)の設置」
先程の垂木に、構造用合板を野地板として設置します。
固定力が低下している古い屋根下地に、新しい屋根下地を固定させる選択は望ましくありません。
新しい屋根下地を古い屋根下地に直接乗せる(直張り)のを避けるためにも垂木が設置されます。
垂木に構造用合板をしっかり効かせビス打ちすることで、固定力を高めるのです。
大阪 雨漏りがきっかけの葺き替え工事step8「ルーフィング(防水シート)張り」
調整した下地の上から二次防水となる「ルーフィング(防水シート)」を張ります。
万が一、屋根材に破損・飛散などが生じても、ルーフィングがそう簡単には雨水浸入を許しません!
雨水浸入リスクを下げるため、軒先から棟にむかって順番にルーフィングを敷き込みます。
雨水浸入リスクを可能な限りゼロに近づけるため、屋根職人が雨水の流れを読みつつ十分に考えて施工しているのです。
大阪 雨漏りがきっかけの葺き替え工事step9「水切り板金の設置」
軒先からの雨水の吹き込みを防ぐため「水切り板金」を設置します。
水切り板金は軒先やケラバなど、雨水浸入の可能性が高い箇所に設置されます。
雨水をうまく逃がし排水させ細かな箇所を守ってくれるのが水切り板金です。
もちろん、水切り板金もスーパーガルテクトです。
大阪 雨漏りがきっかけの葺き替え工事step10「雨樋交換」
既存の雨樋は経年劣化によって排水機能を失っていました。
水糸を張り、適正勾配(正しい角度)をとったら新しい雨樋金具と雨樋を設置です。
大阪 雨漏りがきっかけの葺き替え工事step11「新しい屋根材を設置」
いよいよ、屋根面をスーパーガルテクトで葺き上げていきます!
屋根材を葺く順番は、軒先(水下)から棟(水上)です。
少しでも長持ちするように、少しでも雨漏りリスクを低くするために。
建材ひとつひとつの設置方法が、屋根職人により考え抜かれていますね。
大阪 雨漏りがきっかけの葺き替え工事step12「貫板(ぬきいた)を設置」
屋根頂上まで屋根材を葺き終えたら、棟下地である「貫板(ぬきいた)」という木材を設置します。
貫板は、棟板金を強固にするために必要不可欠です。
大阪 雨漏りがきっかけの葺き替え工事step13「棟板金(むねばんきん)の設置」
貫板に被せるようにして棟板金を設置します。
棟板金は屋根の中で台風時に飛散被害を受けやすい場所です。
そのため、貫板にビスをねじ込み固定します。
棟板金のサイドから、「最適な角度、位置で」ビスを打ち込み、強風に負けない強い棟を形成しているのです。
大阪 雨漏りがきっかけの葺き替え工事step14「完成」
雨漏りがきっかけとなった屋根葺き替え工事が完了しました!
施工中、鳥の巣を見つけたり、雨が降りそうになったりと色々ありましたが、地震に強く強風にも負けない強い屋根が完成です。
重い瓦屋根から軽い屋根に葺き替えるメリットとは?【屋根の軽量化】
今回のように、重い瓦屋根からスーパーガルテクトのような軽い屋根に葺き替えると、屋根の重さが3分の1から4分の1程度まで軽くなります。
屋根を軽量化することで得られる最大のメリットは「耐震性の向上」です。
重い屋根は建物の重心を高くし地震時の揺れ幅が大きくなります。
大阪を含め、近畿地方では今でも多くの土葺き屋根が残っています。
「雨漏り」「台風被害」「地震被害」「屋根の老朽化」
屋根葺き替え工事へ至るにはさまざまなきっかけがありますが、災害に備えて屋根を軽量化するという「防災リフォーム」を選択する方が増えています!
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安心して過ごせるはずのご自宅で雨漏りが起これば誰でも焦ってしまいます。
そして、雨漏りはそこに住んでいる方にとって非常に大きなストレスです。
だからこそ、わたしたちは可能な限り早く現場へ駆けつけます!
いつでも無料で「雨漏り調査、お見積り」させていただきます
被害を拡大させないためも、雨漏りには早目の対処が必要です。
徹底的な原因調査をおこない、最適なご提案をさせていただきます。
雨漏りの状況が深刻な場合、今回のように葺き替え工事が必要となるケースもあれば、部分的な補修で済む場合もあります。
まずは、気張らず・焦らず・お気軽に弊社の「無料雨漏り調査」をご利用くださいね!
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