豊中市にお住まいの方からお問い合わせを頂いた台風被害による瓦の捲れをご紹介致します。
昨年の9月に大阪を襲った台風21号の強風により、瓦が大きく捲れてしまいました。
ここまで大きく捲れてしまった原因として瓦のラバーロックをしてあることでした。
ラバーロックとは瓦と瓦をシリコンなどのコーキング材で付着させ瓦のズレを防止させるものです。
瓦と瓦が繋がるので本来ならラバーロックは大きな役割を果たしているのですが、今回の瓦の捲れ被害は
軒先の瓦に強風の吹上により一気に大きな範囲で捲れあがってしまいました。
この屋根が裸になった状態では雨が建物内部に浸入して雨漏りに繋がります。
土葺きの瓦屋根では瓦で雨の浸入を阻止する仕組みになっており、瓦と瓦に隙間が生じたり瓦自体が
割れたりしても雨漏りに繋がる可能性が高くなります。
今回の工事内容は屋根の葺き替え工事です。
ここまで瓦が大きく捲れると、簡単に復旧できるというのも困難であり、
復旧となれば、瓦を部分的に葺き直す工事が必要になります。
今後も瓦が捲れてしまうという可能性があるということもあり葺き替え工事をさせていただくこととなりました。
葺き替える際の屋根材は立平(ガルバリウム鋼板)です。