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箕面市割れたカラーベスト屋根！5、6枚割れた屋根の調査、応急処置

「自宅の屋根が数か所、割れているようなんです。割れた屋根の破片が落ちてきそうで怖いので、一度、調査してもらえませんか？」

箕面市にお住まいの方からこのようなご相談をいただき現場へ急行いたしました。

築20年のお住まいに葺かれているのは「カラーベスト」と呼ばれる薄い板状の屋根材です。

一体、どのような状態なのでしょうか？くわしく拝見しましょう！

箕面市割れたカラーベスト屋根！5、6枚割れた屋根の調査、応急処置

地域	箕面市
築年数	築20年
調査のきっかけ	カラーベストの割れ

箕面市割れたカラーベスト屋根の応急処置step1「屋根へ」

こちらが箕面市お客様邸・屋根です。

屋根材が割れているとのことですが、まずは、はしごを設置し屋根の方へのぼらさせていただきます。

箕面市割れたカラーベスト屋根の調査、応急処置step2「破損箇所を発見」

屋根にのぼったところ、多数のカラーベストの割れ、ひび割れを確認いたしました。

上写真はひび割れている箇所になります。

築20年でこれだけの割れ、亀裂が生じてしまった理由は？

築20年ほどにしてこれだけ割れている原因のひとつに、アスベストが入っていない屋根材であることが挙げられます。

また、カラーベストを葺くにあたって、最低限必要な勾配は2.5寸とされています。しかし、こちらの屋根の勾配は2寸しかありませんでした。

そのため、雨が降り屋根に雨水が浸透する時間が長く、吸収率が高い屋根材になります。

高湿状態が長く続いた結果、カラーベストが吸い込んだ水分が寒さで凍ったり(冷害)、暑さで膨張を繰り返し変形し割れたり、さらにヒビが生じたり…などといったトラブルが起きてしまいます。

箕面市割れたカラーベスト屋根の調査、応急処置step3「棟板金(むねばんきん)の確認」

棟板金が釘が浮いていました。

棟板金の下地には貫板という木材を使用しているため、その貫板が寒暖差により収縮を繰り返すことで釘が効いているはずが緩んでしまい、押し出されて浮いてしまいます。

棟板金を固定している釘が浮いて、さらに錆びています

またこの写真をみたらわかるように、釘が錆びてしまっています。

鉄の釘が使われているため、雨に濡れて酸化してしまい錆びてしまいます。

箕面市割れたカラーベスト屋根の調査、応急処置step4「防水テープを貼付」

屋根が割れたままでは、そこから雨水が内部に入り込みます。

もちろん、内部の防水シートがしっかりと機能していれば「即、雨漏り」ということにはなりません。

しかし、防水シート自体も雨水を含むことで傷みが加速してしまいます。

今回、割れたカラーベスト部分に防水テープを貼り、簡単な応急処置をさせていただきました。

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