東淀川区 瓦屋根修理のことなら!プロの施工で復旧させます
※2021年4月28日 記事更新
こんにちは!街の屋根やさん大阪吹田店です。
東淀川区で瓦屋根のトラブルにお困りですか?
屋根はお客様から見えにくい場所です。だからこそ、信頼できる修理業者に依頼したいですよね。
今回は、弊社が東淀川区でおこなった瓦屋根修理の模様をご紹介します。
「屋根の上では一体何がおこなわれているのか?」「最適な施工って具体的にどういうこと?」
このような疑問をお持ちの方は、ぜひ、今回のブログをご覧ください!
まずは、弊社が東淀川区でおこなった瓦屋根修理のビフォーアフターをご覧ください。
台風による強風で崩れた瓦屋根です。
特に、強風の影響を受けやすい屋根頂点に積まれた棟瓦(むねがわら)が大きく崩れています。
このままでは瓦落下だけでなく、雨漏りに発展する恐れもありました。
部分的な修理施工により屋根機能を取り戻しました!
さらに、今回は耐風性・耐久性・防水性にすぐれる「強力棟(防災棟)」へ仕様を変更しています。
そのため、復旧はもちろん、以前よりも災害に強い瓦屋根が実現しました!
東淀川区 瓦屋根の修理のことなら プロの施工で復旧させる!
それでは、弊社が東淀川区でおこなった瓦屋根修理を工程順にご覧ください。
地域 | 大阪市東淀川区 |
築年数 | 約30年 |
きっかけ | 台風による瓦の崩れ |
修理内容 | 棟瓦の取り直し【防災棟への仕様変更を兼ねる】 |
東淀川区 瓦屋根修理step1「既存棟瓦の解体、撤去」
まずは、崩れた棟瓦を解体、撤去します。
既存の棟瓦は、「熨斗瓦(のしがわら)が3段+仕上げの冠瓦(かんむりがわら)が1枚=合計4段の瓦」が屋根頂点に積まれている状態です。
今回、瓦4段が積まれた棟を瓦1枚で仕上げます。また、防災性の高い「防災棟」へ仕様変更し、屋根機能を復旧・向上させます。
防災棟は、「強力棟工法」によって施工される棟のことです。
防災棟は、震度7にも耐え、各地域の基準となる風速にも耐えうることを条件としたガイドライン工法により施工されます。(※ガイドライン工法…2000年5月に改正された建築基準法に基づく屋根の工法のこと)
台風による瓦屋根の被害で非常に多いのが「棟瓦の崩れ、落下」です。
このような被害を防ぐためには、棟瓦と既存屋根をさらに強く緊結させる必要があります。
そして、「棟と既存屋根をほぼ一体化させることで、台風や地震による影響を受けにくくしてくれる」のが防災棟です。
近年、頻発する大型台風や予期せぬ地震に備え、棟を防災仕様へ変更することをおすすめしています。
東淀川区 瓦屋根修理step2「葺き土(ふきど)の撤去」
瓦の下地材として敷き詰められている「葺き土(ふきど)」を撤去します。
葺き土が下地材として葺(ふ)かれた屋根を「土葺き屋根(つちぶきやね)」ともいますが、2021年現在、新築や修理の際に、下地材として葺き土を採用することはほとんどなくなっています。
その理由は、より防水性・耐久性にすぐれた下地材が登場しているからです。
今回の修理でも、その新しい下地材を採用することで、より雨水に強く長持ちする棟に仕上げます。
東淀川区 瓦屋根修理step3「強力棟金具を設置」
屋根下地に直接、「強力棟金具」という防災棟専用の固定具を設置します。
■従来の棟…「屋根下地⇒葺き土⇒熨斗瓦3段+銅線⇒冠瓦⇒熨斗瓦に挟んだ銅線でくくり付ける⇒屋根面と棟の隙間に雨水防止のための漆喰を詰める」
■防災棟…「屋根下地⇒強力棟金具を直接屋根下地にビスで固定⇒棟芯木を金具にビス固定⇒防水性・耐久性にすぐれる新しい下地材⇒冠瓦⇒上から芯木に向かってパッキン付きビスを打ち込む」
強力棟金具を直接屋根下地にビス固定することで、以前よりも格段に強度が向上します。
東淀川区 瓦屋根修理step4「おいあて瓦の調整」
棟の隙間を可能な限り狭めるためのひと手間「おいあて瓦の調整」です。
棟は屋根面どうしが合わさった箇所です。そのため、隙間が生じます。
棟の隙間は、経年によって徐々に広くなることがあります。そして、棟の隙間が拡がることで懸念されるのが「雨水浸入リスク」です。
「棟からの雨水浸入の可能性を限りなくゼロに近づける」ためには、この隙間を狭める必要があります。
丁寧なおいあて調整により、棟の隙間が狭まりました。(上写真)
棟に隣接する瓦をその場で加工し、雨水の入口となりうる隙間を狭めるひと手間が「おいあて調整」です。
もちろん、上から瓦をのせれば全く見えなくなります。しかし、このひと手間が「雨漏りしにくい丈夫な屋根」を実現します。
堅くて分厚い瓦を思った通りに加工するためには、高い技術と豊富な経験が不可欠です。
弊社のベテラン瓦職人は、専用のハンマー1つで「カンカン」と瓦を加工します。まさに、職人技ですね。
「おいあて調整をきっちりとしている」ということは、「丁寧に雨仕舞(あまじまい)された屋根」です。
※雨仕舞とは雨水を浸入させないための施工のことをいいます
東淀川区 瓦屋根修理step5「垂木(たるき)を設置」
強力棟金具に垂木(たるき)とよばれる木材をステンレスビスで固定します。
この木材は、棟の芯となる下地材です。この木材に、直接ビスを打ち込み仕上げの瓦を固定させます。
以前の棟はビスを一切使用せず、「屋根に瓦が乗っている」ような状態でした。
防災棟では、ビスを使用し建材を確実に留めつけます。このように施工することで、既存屋根と棟を緊結させます。
東淀川区 瓦屋根修理step6「なんばん漆喰を施工」
垂木の両サイドに「なんばん漆喰」という下地材を詰めます。
なんばん漆喰は、雨水に強く、乾燥することでセメントのような強度が期待できる非常にすぐれた下地材です。
上写真の白い部分がなんばん漆喰です。
なんばん漆喰は、通常の漆喰に「シリコン」や「防水材」、「油脂」などが混ぜ込まれた建材です。
そのため、なんばん漆喰自体が雨水を弾きます。また、粘着力も高いなんばん漆喰は、瓦と外壁のつなぎ目を接着する目的でも使用されます。
2021年現在、瓦屋根の施工では欠かせないすぐれた下地材です。
なんばん漆喰の上から仕上げの冠瓦をのせます。
この時点でも、なんばん漆喰によって下地と瓦が接着されますが、さらに上からビスを打ち込み下地と瓦を緊結させます。
内部の垂木に向かって確実にビスを打ち込むため、これまでのように「棟が崩れる」ということはありません。
ビス穴からの雨水浸入を防ぐため、パッキン付きのビスを使用しています。
上から下に向かってビスを打ち込み、瓦一枚一枚を確実に固定します。
以前の棟とは比べ物にならない程に耐風性が向上しました。もちろん、防水性も向上しているため、雨漏りしにくい構造になっています。
屋根修理が完了し、崩れていた瓦が復旧です!
屋根の高い場所に位置する棟は、強風の影響を最も受けやすい場所です。
今回、防災仕様の棟に積み替えたことで、台風や地震に耐えうる強い瓦屋根に生まれ変わりました。
部分的な屋根修理であっても、「適切で丁寧な施工」・「高機能、高性能な新建材」・「職人の技」の3つが合わされば、復旧させるだけでなく、屋根の強度をも向上させられるとは驚きですね!
屋根機能の復旧はもちろん、耐風性・防水性・耐久性も向上
台風で崩れた瓦屋根からは、内部に敷かれた葺き土が流れ出ています。
このままでは雨漏りするのも時間の問題と考えられました。
二次被害に発展させないためにも早め修理が望まれます。
プロの修理施工によって、崩れていた瓦は見事に復旧しました。冠瓦一枚で仕上げられた棟は、防災棟です。
すっきりした見た目で屋根の美観も取り戻しましたね!
東淀川区 屋根修理前の無料調査の様子をご紹介します!
次に、東淀川区でおこなったとあるご邸宅での無料屋根調査の様子をご紹介します。
瓦屋根を修理する際、必ずおこなうのが事前の「無料屋根調査」です。
トラブルを再発させないための「最適な施工」は、不具合の原因を究明し、現状を正確に把握しなければ成しえません。
だからこそ、無料とはいえ徹底的に屋根調査をさせていただきます。もちろん、お見積もりまで無料です。
地域 | 大阪市東淀川区 |
建物 | 木造二階建て |
きっかけ | 台風による瓦の飛散 |
屋根形状 | 切妻(きりづま) |
東淀川区 屋根修理前の無料調査step1「ご挨拶とヒアリング」
まずは、お客様にご挨拶します。
また、屋根トラブルやその他お悩みごと・ご希望などをくわしくお聞かせいただきます。
分からないことやご不安なことがあれば、私どもにご遠慮なくお申し付けくださいね!
東淀川区 屋根修理前の無料調査step2「台風で崩れた屋根」
屋根にのぼる許可をいただいたら、実際に屋根に上がって無料屋根点検スタートです。
台風21号で瓦が飛散したというこちらの瓦屋根ですが、一見しただけでも瓦自体の劣化が目立ちます。
東淀川区 屋根修理前の無料調査step3「不十分な応急処置」
約6平米のブルーシートがかけられています。
他社様にブルーシートで応急処置してもらったようですが、拝見したところ、ブルーシート自体が経年劣化し傷んでいます。ブルーシートの耐久年数は約一年。
これでは、応急処置の役割が果たしきれていません。
そして、ブルーシートを留めているのは飛散した瓦の破片です。
このような状態では、瓦が軒先に落下する恐れも高く危険です。
東淀川区 屋根修理前の無料調査step4「袖瓦の飛散・落下」
屋根端から2列ほど瓦が無くなっています。
テープで応急処置されていますが、雨水浸入も時間の問題でしょう。何より、地上へ瓦が落下することによる二次被害が心配されます。
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東淀川区 屋根修理前の無料調査step5「雨ざらしの下地材」
肝心要の棟瓦の飛散によって、内部の下地材である葺き土が露出しています。
かなりの雨水に打たれたのでしょうか。砂利が浮き出ています。棟から雨水が内部へ入り込んでいる可能性が非常に高いです。
東淀川区 屋根修理前の無料調査step6「破損やヒビ割れが生じた瓦」
瓦がぱっくり割れています。雨漏りはしていないとのことでしたが、屋根内部に雨水が入り込んでいるの可能性が非常に高いです。
現状、「室内への水漏れ」に発展していないとしても、見えない場所(屋根裏や屋根下地材)に雨水が入り込むと、内部の建材を傷ませダメージを与えます。
関連ページ
東淀川区 屋根修理前の無料調査step7「凍て割れした瓦」
棟に積んでいる熨斗瓦です。(上写真)
熨斗瓦は劣化し、さらに「凍て割れ(いてわれ)」が目立っています。瓦の表面が剥がれたように脆くなっていますね。
寒さで屋根材が割れる?「凍て割れ(いてわれ)」とは
凍て割れとは、冬場に起こる瓦の割れ・剥がれのことです。
瓦は元々、内部に微量の水分を含んでいます。この水分が、冬場の寒さで凍り膨張することで、表面が剥がれたように割れるのです。
瓦の凍て割れは近畿地方でも起こりえます。
東淀川区 屋根修理前の無料調査step8「銅線が切れた棟瓦」
屋根頂上に設置される冠瓦を固定するための銅線が切れています。(上写真)
冠瓦の銅線の不具合は、風災被害で一番多かったメンテナンス不足の一つです。
瓦を留めておくための銅線が切れていると、「熨斗瓦の上に重たい陶器瓦が乗っかっているだけ」ということになりますので、とても危険です!
万が一のことを考えると、なるべく早期の修理が必要でしょう。
東淀川区 屋根修理前の無料調査step9「ベランダ屋根も破損」
強風でめくれ、落下した瓦が衝突したのでしょうか。ベランダに設置された波板屋根が大きく破損していました。
ただ、お住まいの方や通行人の方へ被害が及ばなかったことが、不幸中の幸いです。
東淀川区 屋根修理前の無料調査step10「調査の結果」
無料屋根調査が完了です。調査時に記録した画像や動画をお見せしながら、屋根の現状を丁寧に・正確に・分かりやすくお伝えします。
また、屋根の現状から最適な対処法をご提案いたします。
・瓦の飛散や崩れによって下地が剥き出しの状態⇒雨水の浸入口に発展している可能性が高い
・瓦自体に経年劣化の症状が目立つ(割れ、剥がれ、ヒビ)
・棟瓦を留めるための銅線が切れているため瓦が不安定⇒瓦落下、飛散による二次被害が懸念される
・屋根葺き替え工事が最適であると判断
瓦屋根の現状から、部分修理での復旧はかなり厳しいです。
この先5年以上お住まいになるのでしたら、やはり、葺き替え工事が適していると思います。お客様のご予算や、将来設計をお聞きした上で、最適なご提案をさせていただきたいと考えています。
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瓦屋根の施工には専門知識が不可欠です。
「雨水が入るなら、とにかく塞げばいい」
このような場当たり的な修理はトラブルを再発させるだけではなく、必要な隙間まで塞いでしまうことで、雨漏りを招くことにもなりかねません。
だからこそ、瓦屋根を適切に修理・施工するには雨水の流れを知りつくしている必要があります。
弊社では、瓦屋根の修理前に必ず無料で「現地調査」を実施いたします。
トラブルの原因を徹底的に調査し、現状を正確に把握した上で、最適な対処方法をご提案します。
もちろん、お見積もりまで無料です。
瓦屋根の修理をお考えでしたら、まずは弊社の無料調査をご利用くださいね。
東淀川区へは最短30分で駆けつけられます!どうか、焦らず、慌てず、お気軽にご相談ください。
7時~21時まで受付中!
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