瓦の下のシート「防水紙」の破れ！放置リスクとメンテナンス方法
瓦の下に敷かれているシート「防水紙」をご存じですか？雨水から屋根を守る防水紙ですが、瓦と同じく、経年によって徐々に劣化していきます。そんな防水紙の破れを放置しているとどうなるのか…？今回は、瓦の下のシート「防水紙」の破れを放置するリスクと、修理方法について紹介します！
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瓦の下のシート「防水紙」の破れ！放置しているとどうなる？
▲瓦の下のシート「防水シート」が破れ、穴が開いています。
瓦屋根の下には「防水紙」と呼ばれるシートが敷かれています。この防水紙が破れたまま放置すると、次のような深刻な問題が発生します。
防水紙は屋根の二次防水の役割を果たしています。
破れた部分から雨水が侵入し、屋根裏や室内に雨漏りが発生します。
防水紙が機能しなくなると、屋根の下地である野地板や垂木が水にさらされ、徐々に腐食していきます。
これが進行すると屋根の強度が低下し、耐久性が大きく損なわれます。
湿気を帯びた木材はシロアリの格好の餌になります。
屋根の下地が湿った状態が続くと、シロアリが発生し、建物全体の構造にも悪影響を及ぼします。
次に、防水紙のメンテナンス方法について詳しく解説します。
小さな破れなら、部分補修で対応できる場合があります。
✅ 防水テープで補修：破れた箇所に防水テープを貼り、雨水の侵入を防ぐ。
✅ 新しい防水紙を上から重ね張り：補修用の防水紙を上から貼ることで、防水性能を向上。
※部分補修は応急処置として有効ですが、長期間の耐久性には限界があります。
施工事例
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破損が大きい場合や経年劣化している場合は、防水紙の張り替えが必要です。
🔹 既存の瓦を一時的に撤去
🔹 古い防水紙を剥がし、新しい防水紙を敷く
🔹 瓦を元に戻す
※屋根全体の防水紙が劣化している場合は、屋根の葺き直し工事を検討しましょう。
瓦の下のシートの破れ、放置していると屋根が抜ける？
昔ながらの瓦屋根の場合、瓦の下に大量の土が敷き詰められています。その下に敷かれているのが、防水シートです。
防水シートが破れますと、ここから雨水が侵入。雨漏りだけに留まらず、躯体そのものの強度にも大きく関わってきます。
防水シートの破れを放置し続けていると、瓦を固定する「桟木(さんぎ)」が腐食したり、
屋根の土台である「野地板(のじいた)」が抜けてしまう…などのトラブルを引き起こします。
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