吹田市 瓦葺き替え・修理を検討すべき屋根をご紹介します
※2020年9月7日更新
こんにちは!街の屋根やさん大阪吹田店です。
瓦屋根は長い耐用年数が魅力ですね。
長いものですと約50年以上の耐用年数を期待できる屋根瓦もあります。
しかし、瓦自体は高寿命でも強風や地震などによって瓦屋根に不具合が発生するケースがあります。
また、瓦屋根に施工されている「漆喰(しっくい)の劣化」も瓦補修が必要となる要因です。
今回の屋根工事コラムでは、瓦葺き替え・修理を検討すべき屋根の状態についてご紹介します。
屋根葺き替え工事とは、既存の古くなった屋根材を撤去し、新しい屋根材を設置する工事のことをいいます。
特に、昔ながらの重い瓦屋根を、軽くて錆びにくく高寿命なガルバリウム鋼板(金属)に葺き替える「耐震リフォーム」の需要が高まっています。
瓦葺き替え前
元々の屋根は、土葺き工法による瓦屋根でした。
土葺き工法による屋根は、下地として大量の土を使用しています。
2020年現在では、瓦屋根の土葺き工法は耐震性への影響からほとんどおこなわれていません。
既存の瓦と下地の土を撤去し、新しくより強い屋根へ葺き替えます!
瓦葺き替え後
軽くて耐久性の高い「ガルバリウム鋼板」の屋根へ葺き替え完了です!
屋根材の軽量化により耐震性も向上し、安心してお過ごしいただけます。
新しい金属(ガルバリウム鋼板)の屋根は、ダークセピア色で雰囲気もガラリとかわりました。
・屋根の下地の状態までしっかりと確認することができるので問題箇所の補修も同時におこなうことが可能
・昔ながらの重い瓦屋根から金属屋根(ガルバリウムやガルテクトなど)に葺き替えリフォームした場合、耐震性の向上が期待できる
・既存の屋根材を撤去するための費用がかかる
・下地に何らかのトラブルが確認された場合、補修費用がかかる
1.瓦葺き替え・修理を検討すべき屋根「棟瓦(むねがわら)の歪み」
瓦屋根の調査では、まず棟(むね)の状態を見ます。
棟は屋根の要になる部位です。
次に、瓦をめくって下地の状態を確認します。その後、雨樋(あまどい)を点検します。
最後に雨樋を見る理由は、瓦や漆喰の破片は雨の日に流れおち、雨樋に残っているケースが多いからです。
棟とは、屋根の面どうしが重なる部分のことです。そこに葺かれている瓦を「棟瓦(むねがわら)」といいます。
大阪府吹田市の方から「雨漏りしている」とお問い合わせをいただき屋根調査をおこないました。
ご自宅に葺かれている瓦屋根をみたところ、棟が大きく歪んでいます。
同時に、漆喰の剥がれも確認されました。
棟瓦の歪みをそのままにしておくと徐々に歪みは大きくなり、強風や地震の際に崩れてしまう可能性が高くなります。
棟瓦の歪みは要注意。瓦葺き替えを検討すべき状態といえます。
瓦修理前
棟瓦がまっすぐ一直線ではなく歪んでいます。
棟瓦を積みなおす必要がありました。
瓦修理後
「棟積み直し」により棟瓦が一直線に整いました!
こちらのご邸宅では「棟積み直し」工事の他に、「漆喰詰め直し」「谷板金入れ替え」工事をおこないました。
もちろん、雨漏りは止まりお客様にご安心いただけました。
2.瓦葺き替え・修理を検討すべき屋根「瓦のひび割れ・欠け」
こちらは大阪府吹田市のご邸宅に葺かれているセメント瓦です。
セメント瓦の中央にひび割れによる亀裂が確認できます。(上写真)
また、欠けている瓦もあります。
このような瓦のひび割れ・欠けにより、わずかな隙間が発生し、そこから雨水浸入の可能性があります。
雨水浸入は雨漏りに発展するおそれがあります。
さらに、割れた瓦の破片が下へ落下し通行人にケガを負わせてしまうかもしれません。
雨漏りや事故を引き起こさないためにも、「瓦のひび割れ・欠け」が起こっている場合、瓦葺き替えを検討すべきでしょう。
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瓦補修前
セメント瓦の真ん中に大きな亀裂が入っていました。
このままの状態ですと、「雨漏り」「瓦の落下」へ発展する可能性があります。
瓦補修後
ひび割れた瓦を変性シリコンシーラントで補修しました。
しかし、こちらのセメント瓦は全体的に経年劣化が進行しているため、瓦葺き替えを検討する必要があります。
そのため、今回の補修はあくまで「応急処置」です。
3.瓦葺き替え・修理を検討すべき屋根「瓦のずれ・落下」
こちらも大阪府吹田市のご自宅屋根です。
雨漏り調査のご依頼をいただきかけつけました。
屋根端部の瓦がずれています。(上写真)
屋根の端部分の瓦は強風や地震の揺れで影響を受けやすい部位です。
特に、端部の瓦は軒下へ落下する可能性が高く危険です。
瓦補修前
瓦がずれ落ち下地の葺き土が流出しています。
葺き土が流れ出たことによって、瓦と瓦に隙間ができます。
その隙間から雨水が浸入し、雨漏りを引き起こしていました。
瓦補修後
雨漏り原因となっている部位の瓦葺き替えが完了しました!
葺き土を撤去し、「なんばん漆喰」で新しい瓦を葺いています。
今回の現場は、雨漏りの状況・劣化の状態を見て縦二列程と丸瓦の部分を葺き替えさせていただきました。
瓦の歪み・ずれも補修し、新しい真っ白な漆喰も美しくキレイに仕上がりました!
「屋根の一部が破損した」
「全部を取り替えるほどでもないけれども、生活に支障が出てしまう..」
「この程度の工事はどこに言えばいいのだろう?」
そのようなお悩みをお持ちの方・屋根修理のご依頼を迷われている方は、どうぞお気軽に弊社にご連絡ください。
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4.瓦葺き替え・修理を検討すべき屋根「漆喰(しっくい)の剥がれ」
漆喰(しっくい)とは、消石灰(水酸化カルシウム)に糊やスサ(藁のようなもの)を加えて水で練ったものです。
高寿命な瓦と違い、漆喰は約15年で劣化が顕著にあらわれます。
(漆喰の寿命は屋根の方角や建物の位置等で変わります。くわしくはご相談ください!)
漆喰の劣化は「棟の歪み」や「雨漏り」を引き起こします。
その理由は、漆喰が剥がれることで瓦内部の下地が露出してしまうためです。
また、漆喰の剥がれにより下地の「葺き土(ふきつち・ふきど)」が雨水によって流出すると、棟瓦の歪みを引き起こします。
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瓦修理前
瓦屋根に施工された漆喰が黒く変色し劣化しているのが分かります。
瓦修理後
漆喰の詰め直しが完了いたしました!
真っ白な漆喰は見た目も美しいですね。
大阪府吹田市で見つけた瓦屋根です。
見たところ、おそらく築35年は経過しています。
築年数のわりには健康に頑張っている瓦屋根です。
多少、漆喰に傷みはありますが、瓦の割れもなく棟(むね)もしっかりしています。
おそらく、定期的にメンテナンスをされているのでしょう。
屋根の端部であるケラバ部位の屋根瓦もずれていませんね。
※ケラバとは切妻屋根や片流れ屋根の妻側の端部のことです。
なぜ、ここまで状態がいいのでしょうか。
その理由は、立地条件にあります。
東西南北に大きな建物や障害物が一切ないのです。
つまり、1日中日当たりがよく風通しのいい状態。
そのため、湿気も少なく建物にはかなりいい環境であり、元気な瓦屋根を保てています。
もちろん、紫外線のいたずらは有りますが瓦屋根は強いですね。
今回の屋根工事コラムでは、瓦補修を検討すべき屋根の状態についてご紹介いたしました。
1.棟瓦の歪み
2.瓦のひび割れ・欠け
3.瓦のずれ・落下
4.漆喰の剥がれ
ご自宅の瓦屋根に上記のような症状がみられる場合、瓦葺き替え・修理を検討すべき状態といえます。
話は変わりますが、法隆寺は木造建築として1300年前からのもとも聞いたことがあります。
メンテナンス・補修を繰り返せば住宅も100年位は持ちますよね。
ちなみに、僕は7歳まで和歌山の田舎で育ちました。
ひいおじいちゃんが建てた、築100年の木造平屋に住んでいましたが、全く問題なく生活していたのを覚えています。
特に、瓦屋根にお住まいの方は災害後(台風、地震など)、不具合が起こっていないかプロによる点検をご検討ください。
弊社は瓦屋根からガルバリウム鋼板を使用した瓦屋根の葺き替えリフォームを得意としています。
また、「街の屋根やさん大阪吹田店」ではいつでも無料で「相談」「点検」「ご提案」「お見積り」をさせていただいております。
大阪府吹田市で瓦葺き替え・修理のことならおまかせください!
その他にも、お住まいのことで分からないこと・お困りごとがございましたら、お気軽にご相談くださいね。
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