改質アスファルトルーフィングとアスファルトルーフィングの違い
アスファルトルーフィングと改質アスファルトルーフィングとは？
屋根はコンパネ（野地板）という木の板の上に、ルーフィングという防水シートを敷くことで雨水の浸入を防いでいます。ルーフィング（防水シート）の種類は、
●アスファルトルーフィング
●改質アスファルトルーフィング(ゴムアスルーフィング)のふたつに分けられます。一般的にルーフィングといわれるものは、アスファルトルーフィングのことです。
アスファルトといえば、道路などに使用されるアスファルトを想像されるかと思います。アスファルトルーフィングもこれと同じです。
フェルト（厚紙）や不燃布にアスファルト（原油に含まれる炭化水素類の中でもっとも重質なもの）を染みこませたシートがアスファルトルーフィングです。アスファルトが防水の役割を担い、屋根から建物内部
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改質アスファルトルーフィングは、通常のアスファルトルーフィングに、ポリマーや天然アスファルトなどを加えることで、より性能を向上させたアスファルトルーフィングです。
最近では使用されることが増えた、すぐれた防水シートが改質アスファルトルーフィングです
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アスファルトルーフィングと改質アスファルトルーフィングの違いは？
次に、アスファルトルーフィングと改質アスファルトルーフィングの違いをくわしくみてきましょう。
より防水性・水密性・耐久性にすぐれるのが改質アスファルトルーフィング
アスファルトルーフィングとの性能の違いは、一番はルーフィング（防水シート）を敷くときの設置時に使用するタッカー留めにあります。
ルーフィングは粘着層タイプの場合と、大きなホッチキスで野地板に止めていくタッカー留めをする場合とあります。
ホッチキスでとめるということは、少なからずルーフィングに穴が開くということです。
基本的にこの穴は小さな穴ですので、問題ないとされています。
しかし、雨水の浸入
そのため、より水密性・防水性にすぐれるのが改質アスファルトルーフィングです。このように、改質アスファルトルーフィングは通常のアスファルトルーフィングと比べて
そのため、
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改質アスファルトルーフィングには、より防水性にすぐれる片面粘着タイプがある
また、改質アスファルトルーフィングには、タッカー留めで施工するタイプの他に
片面粘着ルーフィングは、その名の通り
通常であればタッカーを使用し、十分な重ね代を取りながら施工しますが、片面粘着シートの場合はシート同士の重なり部分もしっかり密着させることが可能です。そのため、シート同士をほぼ一体化させることで水密性を確保できます。
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昔は、紙にアスファルトを浸透させていましたが、紙だと切れやすく耐用年数が短くなるためルーフィングは色々と改良されていきました。
では、現在はどのぐらいの寿命になるのでしょうか？
アスファルトルーフィングは熱や酸化によるアスファルトの硬化が劣化の原因となります。
浸入
おおよそ15年～20年ぐらいの寿命である
ただ、改質アスファルトルーフィングの場合は、アスファルトの他にも合成ゴム・合成樹脂などが加えられています。
そのため、改質アスファルトルーフィングは通常のアスファルトルーフィングに比べて耐久性が高いのが特徴です。
・耐用年数は約15年～20年
・耐用年数は約20年超(さらに高耐久のものは60年を超えるものもある
今回は、屋根に欠かせないアスファルトルーフィングと改質アスファルトルーフィングについてご紹介しました。屋根材を設置すればまったく見えなくなるのがルーフィングシートです。
そのため、「屋根材はこだわりたいけど、ルーフィングはよく分からないし、何でもいい」という方もいらっしゃるかもしれません。しかし、屋根を長持ちさせるためには、ルーフィングこそこだわるべき重要な建材です！
今回のコラムが、
- 屋根のルーフィングには、「アスファルトルーフィング」と「改質アスファルトルーフィング」の2種類が存在する
- より防水性・水密性・耐久性にすぐれるのが改質アスファルトルーフィング
- 改質アスファルトルーフィングには「片面粘着式」のものもある
- 耐用年数は改質アスファルトルーフィングの方が長め
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