雨仕舞(あまじまい)とは?雨仕舞と防水との違いも解説!
※2021年11月1日
記事更新雨仕舞(あまじまい)とは、
建築・建設用語のひとつで「雨水を建物の内部へ浸入させないための工夫」のことをいいます。
「それなら、雨仕舞と防水は同じ意味なの?」
「雨仕舞って具体的にどんな施工のことを指しているの?」
今回は、上記のような方のために屋根工事のプロが、雨漏りしにくい丈夫なお住まいを施工する際に欠かせない「雨仕舞」についてご紹介します。
また、後半では雨仕舞の具体的な施工事例も実際の施工風景とともにご紹介。
お住まいのメンテナンス、修理、リフォーム等をご検討中の方は、ぜひ、今回のコラムをご参考に信頼できる業者選びをされてくださいね。
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「雨漏りさせないために!雨水を積極的に誘導して排水させる雨仕舞(あまじまい)」はこちら
雨仕舞(あまじまい)とは?雨仕舞と防水との違いも解説!
街の屋根やさん大阪のホームページでもよく出てくる言葉「雨仕舞(あまじまい)」。
みなさんはどんな部分のなんのことをいうか分かりますか?
雨仕舞とは、雨水が建物に入らないよう雨水を積極的に排水させるための工夫や仕組み造り、雨水がうまく切れるためのひと手間のことをいいます。
みなさんはどんな部分のなんのことをいうか分かりますか?
雨仕舞とは、雨水が建物に入らないよう雨水を積極的に排水させるための工夫や仕組み造り、雨水がうまく切れるためのひと手間のことをいいます。
雨仕舞と防水の違いは?
・「防水」…水を入り込ませないためにおこなう加工のこと
・「雨仕舞」…雨水を積極的に排水させるための工夫、仕組み造り、ひと手間のこと
雨漏りしないようにするならば、防水と同じように思うかもしれませんが、防水は字の通り「水を防ぐ」ということです。
雨仕舞は、雨を片づける、始末するというようなニュアンスがあります。雨水の浸入を防ぐために雨水を適切に処理するということですね。
平面の雨漏りを防ぐのは防水、角や隅の雨水の浸入を防ぐことを雨仕舞と使い分けることもあります。
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「ちょっとした屋根の補修も街の屋根やさんにおまかせください」はこちら
・「雨仕舞」…雨水を積極的に排水させるための工夫、仕組み造り、ひと手間のこと
雨漏りしないようにするならば、防水と同じように思うかもしれませんが、防水は字の通り「水を防ぐ」ということです。
雨仕舞は、雨を片づける、始末するというようなニュアンスがあります。雨水の浸入を防ぐために雨水を適切に処理するということですね。
平面の雨漏りを防ぐのは防水、角や隅の雨水の浸入を防ぐことを雨仕舞と使い分けることもあります。
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雨仕舞って具体的にどんなことをするの?【施工例】
「雨仕舞についてなんとなく分かってきたけど、具体的に何をすることなのかいまいち分からない…」
そのような方のため、ここからは、雨仕舞が
そのような方のため、ここからは、雨仕舞が
具体的にどのような方法でおこなわれているかを、実際の画像とともにご紹介します。
屋根と外壁の雨仕舞
上写真は、屋根と外壁との接続部分です。
屋根と外壁という異素材どうしが重なる部位は「取り合い」ともよばれ、隙間やその他不具合が生じやすい場所といえます。
そのため、雨水を入り込ませないことはもちろん、雨水をスムーズに排水させるための仕組み造りが必要なのです。
このような場合に必要となるのが「雨仕舞」になります。
屋根と外壁という異素材どうしが重なる部位は「取り合い」ともよばれ、隙間やその他不具合が生じやすい場所といえます。
そのため、雨水を入り込ませないことはもちろん、雨水をスムーズに排水させるための仕組み造りが必要なのです。
このような場合に必要となるのが「雨仕舞」になります。
屋根職人が雨水の流れを読みつつ、適切に施工し雨水がうまく切れるように板金を加工し納めていきます。
そのため、壁際の雨仕舞には高い板金加工技術が欠かせません。
既存の建物に合わせて分厚く硬い板金をその場で加工し、適切に雨水が排水されるよう納めます。
硬く分厚い板金を思った通りにカットし、折り曲げ、既存の建物に合わせて施工していくのは、見ている以上に難しい作業です。
そのため、「壁際の雨仕舞がきっちりできるようになれば板金職人として一人前」ともいわれます。
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「屋根修理の費用、業者選びの完全ガイド!安心・お得な修理のために」はこちら
そのため、壁際の雨仕舞には高い板金加工技術が欠かせません。
既存の建物に合わせて分厚く硬い板金をその場で加工し、適切に雨水が排水されるよう納めます。
硬く分厚い板金を思った通りにカットし、折り曲げ、既存の建物に合わせて施工していくのは、見ている以上に難しい作業です。
そのため、「壁際の雨仕舞がきっちりできるようになれば板金職人として一人前」ともいわれます。
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棟の雨仕舞
こちらは屋根面と屋根面が合わさる部分「棟(むね)」です。棟には棟板金とよばれる部材が設置されます(上写真)。
棟は屋根の中でも特に強風による影響を受けやすい場所です。そのため、棟の施工には高い防水性や耐風性が求められます。
ここでも必要となるのが、職人のひと手間である雨仕舞です。
棟は屋根の中でも特に強風による影響を受けやすい場所です。そのため、棟の施工には高い防水性や耐風性が求められます。
ここでも必要となるのが、職人のひと手間である雨仕舞です。
棟には多くの雨仕舞が施されていますが、そのひとつが「棟に隣接する屋根材の立ち上げ加工」です。
上写真は屋根に設置する予定の屋根材です。よく見ると、屋根材の端が上に向かって折り曲げられ、空に向かって立ち上げられているのが分かりますね。
上写真は屋根に設置する予定の屋根材です。よく見ると、屋根材の端が上に向かって折り曲げられ、空に向かって立ち上げられているのが分かりますね。
実は、この立ち上がりが、棟に雨水が吹き込むのを防ぐ「堰(せき)」の役割を果たします。
雨漏りしにくく丈夫な屋根には、外からは見えない箇所にも、職人による丁寧な雨仕舞が散りばめられているのです。
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「屋根修理の相場と後悔しない工事を行う方法をご紹介」はこちら
雨漏りしにくく丈夫な屋根には、外からは見えない箇所にも、職人による丁寧な雨仕舞が散りばめられているのです。
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防水層の雨仕舞
こちらはベランダ床面に施工された防水層です。
ベランダや屋上などは、「陸屋根(ろくやね)」とよばれる屋根の一種になります。通常の屋根と違うのは、屋根材ではなく「防水層」が施工されていることです。
ベランダや屋上などは、「陸屋根(ろくやね)」とよばれる屋根の一種になります。通常の屋根と違うのは、屋根材ではなく「防水層」が施工されていることです。
そして、防水層と外壁に生じるのが雨水浸入リスクの高い「取り合い」です。「立ち上がり」ともいいます。
この部分もまた、異素材同士が重なる部分のため、雨水の入口となるわずかな隙間が生じやすい場所です。
そのため、丁寧な雨仕舞が必要になります。
この部分もまた、異素材同士が重なる部分のため、雨水の入口となるわずかな隙間が生じやすい場所です。
そのため、丁寧な雨仕舞が必要になります。
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雨仕舞と雨漏りの関係とは?
実は、雨漏りの原因は「雨仕舞の不具合」によるものが多いのです。
雨仕舞で水分を建材に近づけない=建材を長持ちさせられる
防水紙が経年劣化で傷んでくると、雨漏りの原因になりえます。しかし、防水紙がまだ年数も経っていないのに、劣化してきた場合はどうでしょうか。
この場合、雨仕舞がしっかりとなされていなかった可能性が高いです。その理由は、建材は水分を含むことで劣化の速度が早まるから。
また、雨仕舞自体の施工不良ということもあります。
その他には、台風などの強い風や突風などでも雨仕舞が機能しなくなり、雨漏りの原因に発展することもあります。
雨仕舞で「雨水をできるだけ近寄らせない」ことは、「建材を長持ちさせること=雨漏りにしにくい造りを保てること」にもなりえるのです。
関連ページ
「放置はダメ!屋根や外壁の劣化を促進させる苔・藻・カビ」はこちら」はこちら
この場合、雨仕舞がしっかりとなされていなかった可能性が高いです。その理由は、建材は水分を含むことで劣化の速度が早まるから。
また、雨仕舞自体の施工不良ということもあります。
その他には、台風などの強い風や突風などでも雨仕舞が機能しなくなり、雨漏りの原因に発展することもあります。
雨仕舞で「雨水をできるだけ近寄らせない」ことは、「建材を長持ちさせること=雨漏りにしにくい造りを保てること」にもなりえるのです。
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丁寧な雨仕舞で災害に強く長持ちするお住まいを実現します!
例えば、雨漏り。
「雨が入り込んでくるのであれば、建物の隙間をとにかく塞げばいい」
このような考え方で建物を修理した場合、その場では雨漏りが止まるかもしれません。
しかし、建物には雨水の逃げ道となる「必要な隙間」が存在します。
「雨が入り込んでくるのであれば、建物の隙間をとにかく塞げばいい」
このような考え方で建物を修理した場合、その場では雨漏りが止まるかもしれません。
しかし、建物には雨水の逃げ道となる「必要な隙間」が存在します。
「雨水を入り込ませない(防水
これが雨仕舞です。
そして、雨仕舞には手間と時間、そして技術を要します。だからこそ、雨漏りに強く丈夫なお住まいを実現するには、職人による丁寧な雨仕舞が欠かせません。
関連ページ
「こんな営業トークには要注意!」はこちら
「この見積もり大丈夫?見積り項目徹底解説」はこちら
)ことはもちろん、その上で、雨水をよりスムーズに排水させ、建物への負担を減らし長持ちさせるための工夫を施す(雨仕舞)
」これが雨仕舞です。
そして、雨仕舞には手間と時間、そして技術を要します。だからこそ、雨漏りに強く丈夫なお住まいを実現するには、職人による丁寧な雨仕舞が欠かせません。
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