FRP防水とウレタン防水の違いとは?重要なのは現状に合った工法を選ぶこと
継ぎ目のないシームレスな防水層が形成できる塗膜防水。
ベランダや屋上などの陸屋根に採用されるのことの多い防水工法です。
主な
今回は
ベランダや屋上などの陸屋根に採用されるのことの多い防水工法です。
主な
塗膜防水には「FRP防水」と「ウレタン防水」
がありますが、両者の違いをご存じでしょうか?今回は
、「FRP防水」と「ウレタン防水」の違いについてくわしくご紹介します。
FRP防水とウレタン防水の違いとは?
まずはじめに、防水工事には工法が2種類あります。「密着工法」と「通気緩衝工法(絶縁工法
同じウレタン防水・FRP防水でも、
そこで、「FRP防水(密着工法)」「FRP防水(通気緩衝工法)」「ウレタン防水(密着工法
それぞれの違いをみていきましょう。
)
」です。同じウレタン防水・FRP防水でも、
密着工法と通気緩衝工法では耐久性や施工費用も異なります。そこで、「FRP防水(密着工法)」「FRP防水(通気緩衝工法)」「ウレタン防水(密着工法
)
」「ウレタン防水(通気緩衝工法
)
」の4つに分けて、それぞれの違いをみていきましょう。
FRP防水とウレタン防水の違い①工期
ウレタン防水(密着工法)
各工程で乾燥期間が必要となるため、FRP防水と比べると
特に
工期がかかります。特に
密着工法の場合、下地面を丁寧に
ケレン(下地調整
)する必要があるため、通気緩衝工法に比べて施工期間がやや長くなる傾向です。
ウレタン防水(通気緩衝工法)
各工程で乾燥期間が必要となるため、FRP防水と比べると
ただ、ウレタン防水の
リフォームの場合は通気緩衝工法が採用されることが多くなります。
工期がかかります。ただ、ウレタン防水の
密着工法に比べると下地面を整える必要がほぼ無いため、施工期間はやや短い傾向です。リフォームの場合は通気緩衝工法が採用されることが多くなります。
FRP防水(密着工法)
FRP防水はウレタン防水に比べると工程数が少ないため、
FRP防水(密着工法)は既存下地にガラス繊維マットを敷き、その上から
短期施工が可能です。FRP防水(密着工法)は既存下地にガラス繊維マットを敷き、その上から
不飽和
ポリエステル樹脂を重ねていくことで防水層を形成します。
FRP防水(通気緩衝工法)
FRP防水はウレタン防水に比べると工程数が少ないため、
FRP防水(通気緩衝工法)は既存下地に通気緩衝シートを敷き、その上からガラス繊維マットを敷きます。
さらに、その上から
リフォームの場合はこちらの工法が採用されることが多いです。
短期施工が可能です。FRP防水(通気緩衝工法)は既存下地に通気緩衝シートを敷き、その上からガラス繊維マットを敷きます。
さらに、その上から
不飽和
ポリエステル樹脂を重ねていくことで防水層を形成します。リフォームの場合はこちらの工法が採用されることが多いです。
FRP防水とウレタン防水の違い②費用
▲FRP防水はやや高価ですが工期は短い傾向。
また、耐用年数は他の工法よりも長
め。
ウレタン防水(密着工法)
下地面に直接ウレタン樹脂を塗布していくのが密着工法。
通気緩衝工法・FRP防水の中では比較的に費用を安く済ませることのできる工法です。
ただし、密着工法が施工できるのは下地の状態が良い場合のみとなります。
通気緩衝工法・FRP防水の中では比較的に費用を安く済ませることのできる工法です。
ただし、密着工法が施工できるのは下地の状態が良い場合のみとなります。
ウレタン防水(通気緩衝工法)
下地面に通気緩衝シートを張り付けることで、下地と防水層との間に通気層を設けることのできる通気緩衝工法。
下地からの影響を受けにくく、防水層に膨れやヨレが生じにくいのが特徴です。
施工にかかる費用は密着工法よりは高く、FRP防水よりはやや抑えられる傾向にあります。
※
下地からの影響を受けにくく、防水層に膨れやヨレが生じにくいのが特徴です。
施工にかかる費用は密着工法よりは高く、FRP防水よりはやや抑えられる傾向にあります。
※
現状や施工環境等
によっては費用が異なります。くわしく知りたい方はお近くの屋根工事店にご相談ください。
FRP防水(密着工法)
FRP防水は施工期間は短く済ませられますが、費用はウレタン防水と比べるとやや高い傾向です。
また、硬化する際に化学反応が生じるため臭いが発生するという特徴もあります。
また、硬化する際に化学反応が生じるため臭いが発生するという特徴もあります。
FRP防水(通気緩衝工法)
FRP防水は施工期間は短く済ませられますが、費用はウレタン防水と比べるとやや高い傾向です。
施工にかかる費用は密着工法よりはやや高い傾向にあります。
施工にかかる費用は密着工法よりはやや高い傾向にあります。
FRP防水とウレタン防水の違い③耐久性
ウレタン防水(密着工法)
弾力のある
ただ、定期的にトップコートの塗り替えることで紫外線から防水層を守り、長持ちさせることができます。
ウレタン防水。柔軟性があるため、地震や振動による影響にも柔軟に対応できますが、摩耗性は
FRP防水に劣る傾向で
す。
ただ、定期的にトップコートの塗り替えることで紫外線から防水層を守り、長持ちさせることができます。
ウレタン防水(通気緩衝工法)
通気緩衝シートが下地からの湿気を屋外へ逃してくれるため、防水層に膨れが生じにくいです。
雨漏りを起こしていたり、傷みが顕著な下地面でも長持ちする防水層を形成できます。
定期的にトップコートの塗り替えることで、紫外線から防水層を守り長持ちさせることができます。
雨漏りを起こしていたり、傷みが顕著な下地面でも長持ちする防水層を形成できます。
定期的にトップコートの塗り替えることで、紫外線から防水層を守り長持ちさせることができます。
FRP防水(密着工法)
弾力がなく硬いのが特徴のFRP防水。伸縮性がないため、変形量が大きい木造の広いバルコニー、ベランダには向きません。
とはいえ、硬質で傷がつきにくいFRP防水。他の防水材と比較しても、FRP防水の防水性・耐久性・耐熱性・耐水性は非常に高いのが特徴です。
こまめなメンテナンスで20年程度まで持ちます。
とはいえ、硬質で傷がつきにくいFRP防水。他の防水材と比較しても、FRP防水の防水性・耐久性・耐熱性・耐水性は非常に高いのが特徴です。
こまめなメンテナンスで20年程度まで持ちます。
FRP防水(通気緩衝工法)
既存下地からの影響を受けにくいため、防水層に膨れが生じにくく長持ちします。
関連ページ
「防水性能No.1!FRP防水をおすすめできる5つの理由」はこちら
「ウレタン防水が選ばれる理由とメンテナンス方法、メリットデメリットも」はこちら
約
7年~10年に一度、表面のトップコートを塗り替えるメンテナンスをすることで、20年程度まで持ちます。
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「防水性能No.1!FRP防水をおすすめできる5つの理由」はこちら
「ウレタン防水が選ばれる理由とメンテナンス方法、メリットデメリットも」はこちら
重要なのは現状を正確に把握した上で、FRP防水とウレタン防水どちらが最適か見極めること!
FRP防水とウレタン防水。どちらも塗膜防水のため、複雑な形状の屋根面であっても
ただ、FRP防水とウレタン防水どちらが適しているかは、そのお住まいの既存防水や現状によっても異なります。
水密性の高いシームレスな防水層が形成できます。ただ、FRP防水とウレタン防水どちらが適しているかは、そのお住まいの既存防水や現状によっても異なります。
屋上やベランダの色褪せ、剥がれ、めくれを放置していると雨漏りを引き起こすことも
雨漏りというと、屋根材の剥がれやめくれを想像される方が多いのではないでしょうか?
実は、屋上やベランダも「陸屋根」と呼ばれる屋根の一種なのです。
屋上やベランダが
もちろん、防水層の劣化や不具合は雨漏りの原因となります。
実は、屋上やベランダも「陸屋根」と呼ばれる屋根の一種なのです。
屋上やベランダが
通常の屋根と異なるのは、屋根材ではなく防水層が施工されているということ。もちろん、防水層の劣化や不具合は雨漏りの原因となります。
FRP防水、ウレタン防水どちらが適しているのか分からない…そんな時はプロに相談を!
FRP防水とウレタン防水、どちらも紫外線により劣化します。
そのため、施工後の状態を長持ちさせるためには表面のトップコートを塗り直すことが必要です。
大切なのは、FRP防水とウレタン防水、両者の性質を十分に理解した上で、それぞれのお住まいに合わせた工法を採用すること。
屋上やベランダ床面の剥がれやめくれ、色褪せなどにお悩みなら、雨漏りを未然に防ぐためにも、できるだけ早めにお近くの屋根専門業者へご相談されることをおすすめします。
関連ページ
「防水工事は陸屋根・ベランダ・バルコニーに必須のメンテナンスです」はこちら
そのため、施工後の状態を長持ちさせるためには表面のトップコートを塗り直すことが必要です。
大切なのは、FRP防水とウレタン防水、両者の性質を十分に理解した上で、それぞれのお住まいに合わせた工法を採用すること。
屋上やベランダ床面の剥がれやめくれ、色褪せなどにお悩みなら、雨漏りを未然に防ぐためにも、できるだけ早めにお近くの屋根専門業者へご相談されることをおすすめします。
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屋上やベランダに施工されている防水層は雨水の浸入を防いでくれる屋根の一種です。
フラットに見えますが雨水を排水させるための傾斜がつけられています。
ただ、陸屋根は
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フラットに見えますが雨水を排水させるための傾斜がつけられています。
ただ、陸屋根は
通常の屋根の比べると傾斜が緩やか。そのため、防水層に生じたちょっとした隙間が雨漏りを引き起こす原因となりやすいのです。
被害を最小限に抑え、雨漏りを未然に防ぐためにも、屋上やベランダの防水メンテナンスのことなら私たちにお気軽にご相談くださいね(*^^*)
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