漆喰は、屋根や外壁などさまざまな場所で使用されています。
日本の伝統的な城やお寺などにも使用されており、その歴史は5000年以上です。
数ある屋根素材の中でも瓦屋根は頑丈で、その寿命は50年以上ともいわれていますが、瓦屋根を安全にかつ頑丈に保つには、漆喰のメンテナンスは欠かせません。
漆喰の主な成分は石灰であるため、どうしても15~20年ほどで表面にヒビが入ったり朽ちて剥がれてきます。
雨風に晒されたり直射日光が当たったり、寒暖差であったりによるいわゆる経年劣化です。
この劣化を甘く見て放置していると、漆喰が剥がれた隙間から雨水が浸入し、屋根下地を繰り返し濡らしてしまう事により、屋根裏や天井への雨漏りに繋がります。
そのような状態では、台風などの災害時に屋根が崩れたり屋根材が剥がれて飛散したりという大きな被害に繋がりかねません。
そのため、15年に1度は漆喰の点検をおこない、詰め直しや補修をしておくことが重要です。
この漆喰のメンテナンスによって、屋根の耐久年数、お住まいの寿命は大きく変わります。