雨樋の種類と形
雨樋とは、屋根を流れた雨を下水や地上に導くための筒状の設備のことです。
雨水が直接屋根から外壁を流れていってしまうと、外壁の劣化や腐食にも繋がる為
雨樋は外壁を雨から守る役割もあります。
また、地面に直接落ちる事で、地面に溝を作ってしまうことがあり、
建物の基礎をダメにしてしまうこともあるため、
雨樋は建物全体の不具合を防ぐ為に重要な役割と言えます。
軒樋(のきどい) | 軒下にある樋。
屋根からの水を集めて集水器に流します。 |
縦樋・竪樋(たてどい) | 集水器からの雨水を地面に下ろす縦方向の樋。 |
集水器 | 軒樋からの水を集めて、竪樋に流す。 |
止まり | 雨水がこぼれるのを防ぐために、樋の先端に付けたプレート。 |
エルボ | 縦樋を外壁に添わせるためなどに、L字型に曲がった樋部分のこと。 |
●半円型
昔ながらの良く見る雨樋の形状です。
雨樋と言えばこの半円型を思い浮かべる人が多いでしょう。
そのぐらい日本ではお馴染みの形がこの半円型です。
築20年以上の住宅であれば、半円型の家がほとんどです。
最も合理的に雨水を集める事ができ、比較的安価です。
●角型
半円型と比べて底が平坦になっていることで、
より多くの雨水を流水量が確保できるのが魅力の形です。
集中豪雨やゲリラ豪雨などが多い最近では人気の形です。
雨樋を支える金具が内吊りなので、
デザイン性でも選ばれています。
●特殊型
東北や北海道などの雪が降る地域では、落雪や、雪かきの時に雨樋を傷めないような特殊な形や、
軒先と雨樋が一体化するスタイリッシュなタイプなど、特殊な形状の雨樋もあります。
特殊な為、半円型や角型よりは割高にはなりますが、
地域によっては雨樋の修繕費用を考えると、特殊型を選ぶ方が良いかもしれませんね。
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