※2022年1月24日記事公開

「ふと見上げたシーリングライトの内部に水がたまっている…」

「床に水たまりを発見。真上にあるシーリングライトから水漏れしているようだけど、どうしたらいいか分からない…」

上記のようなトラブルにお困りではありませんか？

今回は、雨漏り修理のプロが、シーリングライトに水がたまる主な原因2つとそれぞれの対処法を分かりやすく解説します。

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水がたまるシーリングライト【原因と対処法とは？】

まずはじめに、シーリングライトに水がたまっている場合は電気のスイッチを入れないでください。ショートや漏電の恐れがあるためです。

また、乾いているように見えても内部に水がたまっている可能性もあるため電気を使うのは危険です。

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シーリングライトに水がたまる原因①排水管トラブル(水漏れ)

「天候に関わらずシーリングライトに水がたまる(または、漏れてくる)」

このような場合に考えられるのが水漏れです。排水管の不具合が原因の場合、天候に関わらずシーリングライトから水が漏れ出す可能性があります。

また、集合住宅の場合は上階の住宅から水漏れしている可能性もあります。

ただ、水漏れしているときに雨が止んでいたとしても、何らかの原因で屋根の雨水が排水されずに停滞している場合、雨漏りの可能性も捨てきれません。

対処法

・戸建ての場合⇒水漏れ調査のため業者へ依頼、応急処置もしてもらえるか聞いておく

・集合住宅の場合⇒管理人に連絡し現状を伝える

シーリングライトに水がたまる原因②雨漏り

「雨が降っている日や大雨の後に、シーリングライトに水がたまる(または漏れてくる)」

シーリングライトに水がたまる原因として2つ目に考えられるのが雨漏りです。

雨漏りによって天井裏にたまった雨水が、天井に開いたシーリングライトの取付部分の穴から漏れ出してくることがあります。

対処法

・戸建ての場合⇒雨漏り修理業者に無料調査を依頼。調査依頼の際には、合わせて応急処置もしてもらえるか確認しておくのがおすすめ

・集合住宅の場合⇒管理人または管理会社へ連絡し現状を伝える

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水がたまるシーリングライトの無料調査

次に、弊社が実際におこなったシーリングライトからの雨漏り事例をご紹介します。きっかけは、シーリングライト内にできた水たまりでした。

水がたまるシーリングライトの無料調査step1「シーリングライト」

「シーリングライトから水が漏れてきて床が濡れている」

このようなご相談をいただきお客様邸へ駆け付けました。

お客様邸に到着後、ご挨拶させていただきシーリングライトを拝見したところ、おっしゃっていたようにシーリングライトの底に水がたまっています。

ただ、雨が降ったのは4、5日前です。水漏れが原因でしょうか？

次に、水がたまったシーリングライトの真上にあたる屋上バルコニーに上がらせていただき調査いたします！

水がたまるシーリングライトの無料調査step2「屋上バルコニー」

こちらがシーリングライトの前上に設置された屋上バルコニーです。

雨が降ったのは4、5日前にもかかわらず、屋上には大きな水たまりが残っています。これでシーリングライトからの水漏れが雨漏りによるものだと分かりました。

屋上は「陸屋根(ろくやね)」とよばれる屋根の一種です。ただ、通常の屋根と異なるのは屋根材ではなく「防水層」とよばれる施工がなされていることです。

フラットに見える屋上の屋根面ですが、実は、雨水を排水させるための傾斜がつけられているのですね。
そして、防水層の不具合や経年劣化は雨漏りに発展します。

水がたまるシーリングライトの無料調査step3「防水層」

こちらの屋上面に施工されているのは「ゴムシート防水」とよばれるものです。

お話をくわしくお伺いしたところ、4年ほど前にも防水層の穴あきが原因で雨漏りしていたとのこと。そこで、業者によって上からゴムシートを被せ修理したとのことでした。

しかし、屋上に敷かれたゴムシートは境目がめくれ、「雨水の入口」となる大きな隙間が発生しています。

大きくめくれてしまった防水層は「雨水の入口」に発展しています。

ここから浸入した雨水が居室内のシーリングライトに落ち、雨漏りを引き起こしている状態です。

水がたまるシーリングライトの無料調査step4「ご報告」

シーリングライト内にできた水たまりが原因の無料雨漏り調査が終わりました。

屋根で撮影したお写真や動画をお客様にご覧いただきつつ、現状と解決策を分かりやすく丁寧にお伝えいたします。
分からないことがあればお気軽にお聞きくださいね！

現状

・水がたまるシーリングライトの真上には屋上防水が施工されている⇒防水層が経年劣化により剥がれ、めくれている⇒シーリングライトからの雨漏りに発展

解決策

・屋上防水のメンテナンス(塩ビシート防水の機械的固定工法)

現状から、シーリングライトにたまった水は屋上からの雨漏りによるものと判明しました。

雨漏りを解決するためには屋上防水のメンテナンスが必要です。

今回、シーリングライトからの雨漏りで電気系統への影響も懸念されます。できるだけ早目の対処で被害を最小限に抑えるご提案をいたしました。

中途半端な調査では修理もその場しのぎなものとなりがちです。雨漏りの根本的な解決のためにも、早目の対処が望まれます。

施工内容や費用面でご不安なことがあれば、いつでもお気軽にご相談くださいね！

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まとめ

今回のコラムでは、シーリングライトに水がたまるときの主な原因2つとそれぞれの対処法をご紹介しました。

どちらの場合でも共通することは「シーリングライトに水がたまっている場合は通電させない(電源を入れない)」ことです。

また、水分を含み続けることで天井や内部建材の傷みも加速します。

水がたまるシーリングライトにお困りなら、被害を最小限に抑えるためにも、早目にプロへ相談するのがおすすめです。

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シーリングライトに水がたまる主な原因2つとそれぞれの対処法

・排水管の不具合(水漏れ)⇒戸建ての場合は水漏れ修理業者に調査を依頼、集合住宅の場合は管理人や管理会社へ連絡

・雨漏り⇒戸建ての場合は雨漏り修理業者に調査を依頼、集合住宅の場合は管理人や管理会社へ連絡する

※どちらの場合でも漏電やショートなどのトラブルを防ぐため、シーリングライトのスイッチは切っておく。

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