箕面市 雨漏りを解決した屋根葺き替え工事の工程を解説します！
こちらがお問い合わせのあった施工前の瓦屋根です。
ズレた瓦や劣化した漆喰の隙間から雨水が入り込み続け、屋根下地を傷めていたことにより雨漏りが発生していました。
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何年か前に部分的に瓦を差し替えたりして補修したとのことですが、屋根の下にある野地板などの下地材は当時メンテナンスをされていなかったので、かなり劣化が進行しており腐食も確認できました。
足場ができれば早速、雨漏り解消のための屋根葺き替え工事をおこないます。
まずは既存の屋根材である瓦の撤去をしていきます。
袖瓦や軒先瓦は瓦を撤去していく上で最後に撤去します。
大棟から軒先へ向かって上から瓦を剥がしていきます。
瓦を効率よく下ろしていく為、ある程度まとめて積んでおきます。
瓦の下には、葺き土と言われる土が屋根一面に敷いてあります。
引掛け瓦葺き工法の場合は、瓦桟と呼ばれる木材などで瓦を留めるため、土の量は比較的少ないです。
しかしこちらのような瓦葺き工法では、土の量が多く比較的重量のある屋根になります。
しかしこちらのような瓦葺き工法では、土の量が多く比較的重量のある屋根になります。
築年数の経った瓦屋根の場合は、この工法が多く見られます。
屋根の端にあたる軒先瓦と袖瓦を残し、ほぼ瓦が撤去できました。
職人も土だらけになって葺き土を取り除くとようやく、その下の屋根下地が見えてきました。
猛暑日はこの作業工程が重労働です(笑)
ヒラヒラと捲れてみえる下地は、トントン葺きという工法で使用される杉皮を用いた防水紙です。
既存下地は撤去せず、この上にまるごと新しい野地板を形成します。
胴縁といって外壁などでも使われる角材の棒を45㎝間隔で打ち込んでいきます。
このスペースが湿気などの通気の役割をします。
昔は野地板には杉の木が使用され、板と板の隙間があるのが当たり前でしたが、今は合板と言って加工された板を使用します。
（よくコンパネとも呼ばれます。）
（よくコンパネとも呼ばれます。）
建築業界では構造用合板と呼ばれ、1枚が大きく加工されていますので、板と板との隙間はなく継ぎ目も少なくなります。
大屋根に野地板が張り終わりました。
傷んでいた既存の下地がすべてカバーされた状態です。
大屋根の野地板部分だけ見ればまるで新築の屋根のようですね。
次に防水シートを敷いていきます。
近年では防水シートはアスファルトルーフィングが主流です。
アスファルトルーフィングは、フェルトにアスファルトを染み込ませ両面からアスファルトで覆ったものを更に両面に鉱石紛を固着したものです。
アスファルトルーフィングは、フェルトにアスファルトを染み込ませ両面からアスファルトで覆ったものを更に両面に鉱石紛を固着したものです。
比較的安価でありながら耐久性などの性能が高く、耐用年数は15～20年前後です。
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「雨漏りを防止する屋根の防水紙の重要性と お薦めの「アスファルトルーフィング」をご紹介」はこちら
野地板の上に直貼りし、ジョイントラップの重ねをしっかり確保しながら、軒先から大棟へ向かって重ね敷いていきました。
きれいに大棟まで敷き終えました！
防水シート施工完了後の全体写真です。
さっきまであった野地板が全く見えなくなりましたね。
ここからいよいよ表面の屋根材となるスレートを張っていきます。
屋根面全体にスレートを張り、次に棟、ケラバなどの板金部分を施工していきます。
既存の和瓦のイメージはもうなく、新しい屋根まであとちょっとの工程まできました！
和瓦の状態の時は正直、屋根材や下地が不安定で屋根上を歩くのが大変でした。
今では下地を変え、屋根材もしっかりとまっていますので、全く不自由なく歩けます。
今では下地を変え、屋根材もしっかりとまっていますので、全く不自由なく歩けます。
屋根の構造上、谷型のような形状になる部分には板金を設置し、谷樋を設けます。
雨水を屋根から谷樋へ流れさせ、谷樋からしっかり軒樋へと流してくれます。
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街の屋根やさん大阪吹田店では、今回のように現場の施工をお客様、承諾の上、現場ブログとして掲載させていただいております。
雨漏りが原因となった屋根の葺き替え工事でありますが、施主様のご不安を少しでも取り除けるよう、施工中のリアルな写真を常に提供し、具体的に何をおこなったのかご説明させていただいております。
施主様には屋根の上に乗っていただくことができない分、屋根の上で行われている作業を細かく写真などで見ていただいております。
お問合せ頂いてから、現場調査・雨漏り診断～着工～竣工まで1つの現場で写真の枚数、約2000枚程撮ります。
施主様からの気になる所や質問に言葉だけでお伝えするには、どうしても専門用語もあってうまく伝わらないこともありますし、ご理解も難しいと思います。
映像を通して説明すると、より理解しやすいとのお声を多くいただいております。
ちょっと気になることや、『すぐに工事とまでは考えていないが雨漏り点検はしておきたい』など、まずはお気軽に何でもお電話・お問い合わせフォームからお問合せくださいませ。
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