
豊中市。部屋の天井から雨漏り。原因はバルコニーの防水層の劣化。
問合せの内容は雨漏り。
この時期で6月の梅雨では一番多い問合せです。
雨漏りの原因は様々ですが、もちろん居室の天井に雨漏りすることが多いのですが、
基本的にはその雨漏りした部屋の上は何なのかということから始まります。
屋根材を施した屋根なのか、防水施工された屋根なのか。
防水施工された屋根では屋根がフラットであることがほとんどです。
陸屋根や屋上バルコニーなどが挙げられます。
勾配がある屋根では葺き方や屋根の形状も様々です。
屋根材などで形成される勾配の屋根は基本的には防水で施した屋根よりも
雨漏りには強く、また耐久性もあります。
現状、防水で施す陸屋根、屋上バルコニーなどの方が劣化が早いと言われるのが現状です。
では防水の工法ではどうでしょう。
実は現在の新築戸建てで採用する防水工事はFRP防水が多く施工されています。
屋上などの防水ではゴムシート防水がよく見られます。
比較的、工期も早く、安価で施工できます。
また下地も新築なので、左右されることはありません。
逆にリフォームには向いていないのかもしれません。
リフォームではウレタン防水や塩ビシート防水がよく採用されています。
今回の雨漏りの現場ではどうでしょう。
今回はゴムシート防水施工されたバルコニーで、保護モルタルで仕上げられていました。
保護モルタルで仕上げられた場合は中の防水層が確認できません。
このようなケースの家は少なくないので、実際、伺った家のバルコニーをご紹介します。

ここでのヒヤリングではいつから漏ったのか?
どのくらい漏るのか?
どのような時に漏るのか?
など実際住まれている方にしかわからない情報をお聞きします。

天井裏ではどのような状態になっているのか判断します。
漏れは最近のもので、最近の雨では随時、
天井裏では雨水が浸入していることが分かりました。

約35㎡と戸建てのバルコニーではかなり大きい方です。
ドレンは2ヶ所、バルコニーと2階建物の取り合いから奥に勾配を取り
側溝に流し、側溝では中央より左右に勾配が取られていました。
バルコニーの出隅に設けられた2ヶ所に水が集まるという施工です。

防水施工が見られます。
また水切りが備え付けられています。
いずれにしても防水工事の際にはこの水切りは一度外す必要が
あります。

この捲れは水がまわる原因になります。
モルタルの下にはゴムシートが敷かれています。
その取り合いにこのようなゴムのパッキンが入隅には
巻かれています。バルコニーの防水工事を過去にされたことがないとのことですので、築年数から考えるとバルコニーの防水層に問題がありそうです。

実はこのような現象の家は多く、知らずに詰まってしまっているということです。この場所はマメに掃除をする必要があります。
場所によっては雨漏りに繋がります。
バルコニーであればマメに点検できますが、厄介なのは屋根にも
谷を設けこのようなドレンが備え付けられていることとがあります。
お客様自身では点検できない場所であり知らない方も多く、
よく雨漏りして屋根のドレンが詰まっていたということもあります。
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