建物のクラック(ひび割れ)の種類とその原因と対処方法は?

大阪北部地震に続き西日本豪雨と自然災害が頻発しております。梅雨が明けたとはいえ台風の季節も訪れ、今後も自然災害への注意が必要です。災害により被災された方、現在お住まいに対してご不安を抱え自然災害への備えをしたい方。屋根・外壁についての点検はもちろん応急処置や補修とできる限り対応させていただいておりますので、「もしかして」と不安な方はご遠慮なくご連絡ください。

クラックひび割れ)の原因を考える前にまずは、建物の構造を考えなければなりません。 

まず建物の構造を考えてみましょう
ひび割れは大きく分けると2つのパターンに分類されます。 

①表面的なもの

②内部の建物構造から影響   

に分かれます

構造体の状態によるひび割れの場合には、建物の耐震や構造に関する知識が無ければ単なる表面的な処理となる可能性がありますので要注意です。

 

        目次

1.クラックの種類

ヘアークラック(0.2mm以下)

構造クラック(0.2mm超え)

2.最後に

 

クラックの種類

ヘアークラック(0.2mm以下)

ヘアークラック
経年劣化による乾燥などによる表面的なひび割れで、

ひび割れの幅も狭く奥行きも浅く、外部からの雨水などが内部へ侵入しない程度のひび割れです。  

外壁塗装の際にはフィーラー等の下地調整材を
塗ることで、そのほとんどがカバーでき、あまり心配いりません



構造クラック(0.2mm超え)

構造クラック
構造クラックの原因は、表面からではなく内部側からの影響でひび割れが発生します。
つまり建物の構造からの影響になります。

この場合はフィラー等による表面的な下地処理では数年後に
同じような割れが再発するケースがあり

処理方法としては耐震的な補強をするか、 その部分が今後建物の歪みが
出ても影響がないように誘発的な目地処理を行います。

工法としてはクラック部分ををU字型(もしくはV字型)にカットしてシーリングを充填します。  

ただし、このシール目地が意匠的に気になる場合には、外壁面と同じパターンを付けることで
目立たない状態にすることが出来ます。
クラックの処理
クラックの処理
最後に

水分が、建物の室内ではなく壁内部に入り込み、それが少量であれば長年気づくことが出来ないまま建物が
腐食していくことになります。   

外装リフォームをする際には単にひび割れだからと安易に考えず、
しっかりとした処理をする必要があります。

今回のブログは以上です。

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