破風と鼻隠しとケラバが劣化しやすい理由とメンテナンス


建物外観
|屋根の部位名称

破風板(破風):切妻屋根のケラバ(妻)部分取り付ける板のことです。
鼻隠し:屋根の軒先に取り付けられている板材のことです。
ケラバ:部材名ではなく場所を示す名称。切妻屋根や片流れ屋根の外壁から出っ張っている屋根部分の内、
   雨樋がついていない側をケラバといいます
切妻③
■破風板について

破風板は「雨樋の付いていない屋根の先端にある板」のことです。破風板の役割は文字通り「風を破る板」です。
主に、風を防止すること耐風性能向上の目的で取付られています。
しかし雨樋がない風の影響を直接強く受ける等、悪条件に常に晒されている部位なので点検・修理をする必要性の頻度が高い建築構造材です。


破風板の役割

①耐風性能の向上
耐風などが発生した際、風は上からも下からも、様々な方向から吹き荒れます。特に屋根瓦や軒天などは、
下から吹き上げる風に弱いです。破風板はそんな下からの強風を防止する役割をします。

②耐火性能の向上
住宅火災は下から上に延焼します。火災時には窓から火があがることがよくあります。
防火性能が高い素材で出来た破風板があるだけで、住宅の延焼はあり程度遮れます。

③壁面を保護する
雨漏りの原因になる箇所は屋根よりも以外にも壁からの方が多いです。特にケラバ(妻)側は雨樋が無いため壁面の劣化が
進んでしまいます。破風板があるだけで雨による壁面保護になります。

④意匠性の向上
屋根は垂木や桁、母屋などの木材の構造材で支えられています。これらが見えるのは格好のいいことではありません。
破風板を取付ける事でこれらを隠します。意匠性(見栄え)が向上します。


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■鼻隠しについて

雨樋を取付けている板・雨樋の裏側にある板の事です。雨樋が取付けてある住宅は鼻隠しがある事になります。 サイズは幅が20cm前後、厚みが2cm前後が多いです。

鼻隠しの主な役割  
⑴雨樋を取付ける下地としての役割  
⑵垂木などの屋根の構造材を隠す役割
などです。

建築後20年以上経った住宅の鼻隠しは木材が多いです。 木材の上からモルタルを塗って仕上げる施工も良く行われています。 最近では耐久性が高く不燃材である窯業製品屋ガルバリウム製品が主流です。
鼻隠しのメンテナンス及び修理方法

①鼻隠しの再塗装
最もポピュラーな鼻隠しリフォーム方法は再塗装です。
20年以上昔の戸建て住宅では鼻隠しに木材が使用されていることが多く、
リフォームの見積り内では「木部塗装」と表現する工事業者も存在します。
木材と金属、窯業それぞれ異なる塗料を使用します。
雨樋を取り付け直しする際には、雨どいの釘穴をパテで埋めた上で再塗装します。

②板金巻き
鼻隠しの劣化が進行している場合や、軒下の外観をスッキリさせたい場合では、板金を巻いて修理します。
板金はガリバリウム鋼板を使用することが多いです。
板金職人さんがガルバリウム鋼板で、施主様宅の鼻隠しに合わせて鋼板を修理します。

③鼻隠しの交換
鼻隠し自体を交換することも可能です。例えば木質系鼻隠しを窯業系鼻隠しに交換することも可能です。
但し鼻隠し交換は大掛かりな工事になり工事費が高額になります。
(足場設置が必須となります。)
■ケラバについて

3つの役割

①日当りの調整
夏にはケラバがないと窓ガラスや外壁に直射日が当り2Fの室温がかなり高温になります。
冬はケラバがあっても日射角度が低いため日当りが悪くなりません。
ケラバは日当り加減の役目をします。

②外壁の紫外線劣化防止
ケラバがあると外壁上部から屋根が出っ張るので、外壁が太陽の紫外線悪影響を受けにくくなります。
紫外線劣化を遅らせられます。

③雨水の吹き込み防止
通常ケラバは外壁や窓上部にあります。そのため雨天時などに屋根からの水切りの役割を果し、
外壁や窓への雨水吹き込み防止の役目があります。
|破風板・鼻隠し・ケラバのメンテナンスの重要性
これら3部位は上記に説明したように外壁より突出しているめ、風雨の影響を強く受け痛むことが非常に多い場所です。
なにかしらの異常(些細なことで構いません。)を感じましたら
弊社に御電話ください。
現場に駆け付け無料点検させていただきます!

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