地震係数とはそれぞれの等級を満たすために必要な耐力壁などの係数を表したものです。
当然ですが重い物を支えるには柱がたくさんあった方が
安定します。地震係数を簡単に言い換えますと、その柱や壁の数と言うことができます。重い瓦の屋根のお住まいで等級3の耐震性能を得たい場合は地震係数分
の柱や耐力壁の数が必要となります。 同じ等級の耐震性能でも軽い金属屋根ではその数が少なくなります。
瓦屋根のお住まいは重い屋根を支えるよう設計されていますので必然的にその数が多くなります。瓦屋根のお住まいを金属屋根に葺き替えた場合、既存の柱や壁
はそのままで屋根の重量は10分の1になりますから、確実に耐震性能はアップします。