塗料の1液型と2液型の違いは?メリットとデメリット

【台風21号で被災された方の安全と一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます】
  台風21号が西日本に甚大な被害を与え日本列島を通過しました。
関西地方を中心に各地で記録的な暴風による停電被害、事故、交通の乱れ、住まいの破壊など大きな混乱が生じ、現在でもその爪痕が残った状態となっております。台風による被害を受けた方、受けたかも知れない方は街の屋根やさんにご相談ください。点検はもちろん可能な限り応急処置にもその場で対応いたします。
現在大変多くのお客様よりお問合せを頂いており、順番に対応をさせていたただいております。
皆さまにはご理解を賜りますようお願い申し上げます。

大同塗料 ハイルーフマイルドシリコン

屋根や外壁に使用される塗料には「1液型」と「2液型」という種類があります。

名前のとおり、1液で売っていてそれを薄めて使うタイプと、写真のように2液ついていてそれを薄めて使うものとあります。

ではそれぞれどのような特徴があるのでしょうか。
メリットやデメリットなどをご紹介します。

塗料は水性のものと油性(弱溶剤・溶剤)のものに分けられます。

塗料だけではドロドロの状態で外壁に塗りにくい為、塗料は薄めて使用します。

その時に、水(希釈水)でうすめる場合を水性塗料

シンナーで薄める物を油性(弱溶剤・溶剤)といいます。


そこから更に水性でも油性でも1液型と2液型にわけられていきます。

つまり1液型の場合は 塗料+水またはシンナー という状態となります。

2液型の場合は写真のように小さな缶と大きな缶の二つがセットで売られています。

大きい缶の方が塗料の主剤となり、小さい缶の方が硬化剤となります。

主剤と硬化剤を混ぜ合わせて、それを水またはシンナーでうすめたものが2液型です。

硬化剤を混ぜ合わせた時に硬化反応を起こして固まる為、「反応硬化形塗料」や「硬化反応型塗料」とも呼ばれます。



1液型 2液型
メリット ●価格が比較的安い
●混ぜる手間がない
●余っても次の日に使用できる
●耐久性が高い
●混ぜる前は保管がしやすい
●様々な場所にぬることができる
デメリット ●耐久性が2液型より劣る
●保管しにくい
●塗れる場所が限られる
●価格が比較的高い
●混ぜた後は使いきる必要がある
●混ぜる手間がある

元々は塗料は2液型しか存在していなかったのですが、2液型は混ぜた瞬間から固まりはじめ、

時間がたつとドロドロになり、3時間~5時間たつとカチカチに固まってしまいます。

なので作り置きすることが出来ず、その日のうちに消化しなければいけません。

また3~5時間以内に塗って使う分だけ混ぜて使用しますが、足りなくなるとまた混ぜ合わせたり、混合率などに気をつかう必要があります。


そこで新たに開発されたのが1液型の塗料です。

1液型には硬化剤を混ぜる必要がなく、もともと硬化剤が適切な分量で混ぜられています。

混ぜられているにも関わらずに塗りやすい状態をキープできるよう開発されました。

しかしながら、2液型よりは耐久性が劣ります。


1液型 2液型
塗ることができる場所 ●コンクリート
●セメントモルタル
●サイディングボード
●各種旧塗膜
●コンクリート
●セメントモルタル
●サイディングボード
●各種旧塗膜
●ALCパネル
●スレート板
●GRC板
●押出成形セメント板
●鉄部
●亜鉛メッキ鋼
●アルミニウム
●ステンレスなどの金属

1液型と2液型では塗ることが出来る場所が違ってきます。

これは2液型が化学反応を起こしてよりいっそう強力に接着し、塗膜性能のより高い外壁を作ることから様々な場所で使用することができるためです。

「金属部に塗ることができるか」を目安に、塗料を塗り分けると費用などの面でも高くつく可能性があるため鉄部とコンクリートが混在するような家の場合は2液型の方が好ましいでしょう。