
吹田市。マンションの屋根を立平でカバー工事。
築40年の建物の既存屋根材はアスファルトシングルでした。
アスファルトシングルとはガラス繊維基材にアスファルトを含侵し、コーティングして
スレート砂や彩色焼成砂を圧着して製造された屋根材です。
どの屋根材にも言えますが、必ず耐久年数というものがあります。
永遠に劣化しない屋根材などありません。
アスファルトシングルは20年程度という屋根材です。
本来なら屋根が劣化してくると新しい屋根材にするには
屋根を葺き替えるという施工法が一般的でしたが、
近年では屋根材によっては屋根カバー工事という工法で施工することが
できます。その施工法がが可能なのがアスファルトシングルです。
その他にもカラーベストなどがあります。
カバー工事では既存屋根の上から軽い屋根材で屋根を造ってしまう。ということです。
今回、ご紹介するのが既存屋根に片面粘着ルーフィング(防水シート)を張って、
屋根材の荷上げからの作業です。
屋根着工2日目です。
マンションでは屋根材を上げるのも大変なので、レッカーで荷上げします。
今回に荷上げにかかった時間は1時間ほどでした。
人の手で上げていくと1時間ではあげることができません。
荷上げ後、いざ屋根材を葺いていきます。
今回、使用するのがJFE鋼板の立平を使用します。

真冬の朝はもちろん空気も冷たく、大変寒いです。
しかし、マンションの屋根ということもあり、景色は
最高で太陽が眩しく、気持ちのいい朝でした。

かなりの数です。
棟から軒先までの長さが一枚です。
これは工場で加工して現地に持ってきます。

昔でいう見た目は瓦棒のようですが、施工法や屋根の材質は全く違います。

また納めという言葉があるように、現場で板金を加工して
施工してその現場にあった納めを施していきます。

この折り曲げなどの加工は職人によって変わってきます。

工程でいえば
ルーフィング→唐草→平場→壁際→棟といった感じです。
基本的には最後に棟板金を取り付けます。

この棟の下地に入れる木材を貫板といいます。
この作業に入ればほぼ作業は竣工に近づいています。

屋根が見違えるほど変化しました。
完成です。約1週間ほどの作業終えることができました。

屋根がかなり重くなったという質問をよく受けます。
ガルバリウム鋼板は㎡で約5㎏ほどの屋根材です。
カバー工事をしても瓦屋根の半分以下の重さにしかなりません。

この現場でいえば、壁の取り合い、ドーマーの取り合い、
アンテナの取り合いなどがあります。
平板を折り曲げ加工して納めていきます。

立上りには平板が張られ取り合いには雨押え板金を取り付けました。また立上りの天場には平板を折り曲げてケラバ板金とり付けています。

最後にマンションのオーナー様に立ち合いして頂き、施工に満足して頂けました。
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- 築年数
- 30年
- 建坪
- 50坪
- 保証
- 7年
- 工事費用
- 約170万円
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