吹田市 漆喰詰直し工事が必要となる瓦屋根をご紹介いたします
※2020年6月26日記事更新
こんにちは!街の屋根やさん大阪吹田店です。
「自宅の瓦屋根から瓦の破片や土のようなものが落ちてきて困っている‥梅雨に入る前までに修理は可能でしょうか。」
大阪府吹田市にお住まいの方からこのような屋根修理ご依頼をいただきました。
すぐに駆けつけ事前調査を実施したところ、築45年の釉薬瓦の屋根は桟瓦・袖瓦・軒瓦ともにまったく問題なく、割れ・欠け・ズレなどの不具合も生じていませんでした。
そして、落下していた破片は瓦ではなく瓦屋根に施工されている「漆喰(しっくい)」であることが分かりました。
今回は、大阪府吹田市にておこなった瓦屋根の「漆喰詰め直し工事」の模様をご紹介いたします。
関連ページ
関連ブログ
漆喰(しっくい)とは消石灰(水酸化カルシウム)に糊やスサ(藁のようなもの)を加えて水で練ったものです。
消石灰とは石灰石を焼いて加水したものです。
糊やスサは繊維質のものが多く、つなぎとして使用されています。
関連ページ
関連ブログ
漆喰詰直し工事が必要な吹田市の瓦屋根をご紹介いたします
それではさっそく、大阪府吹田市でおこなった瓦屋根の漆喰詰め直し工事の模様をくわしくご紹介いたします。
手前に見えているものが落下してきた漆喰の破片です。
この漆喰は元々、熨斗(のし)瓦を積むために施工されていましたが、劣化により剥がれてこのように下へ落ちてしまっています。
漆喰詰直し工事が必要な瓦屋根の状態➁「熨斗瓦と桟瓦まわりの漆喰」
熨斗瓦と桟瓦の取合い葺き土が流失しないよう面土漆喰が施工されています。
面戸漆喰は、横からの雨の吹き込みを防ぐことが主な目的です。
よって真上から(冠瓦→熨斗瓦)流れてきた雨水が入り込まないよう、なるべく奥まった部分に漆喰を塗り込む必要があります。
写真のように漆喰が完全剥離してしまい葺き土が露出している状態は、水の浸入を容易にして葺き土が砂状になり流失していきます。
葺き土が流失し過ぎてしまうと棟部分の崩壊に繋がってしまいます。
漆喰詰直し工事が必要な瓦屋根の状態③「鬼瓦まわりの漆喰」
こちらは鬼瓦を留めている部分の漆喰です。
こちらも漆喰が剥がれて中身の葺き土が見えてしまっています。
よくこの部分から雑草が生えていたりするのを見かけます。
そうなると、棟部分から桟瓦までの葺き土は繋がっているので、草の根が桟瓦部分まで達し、水の通り径となって瓦全体の「ズレ」や「崩れ」を引き起こします。
「面土漆喰の寿命はどのくらい?」と、よくお問合せをいただきます。
もちろん即答は出来ません。
屋根の方角や建物の位置等で大きく変わってくるからです。
厳しい条件で15年くらいだと思われます。
漆喰詰直し工事が必要な瓦屋根の状態⑤「漆喰の不具合部」
こちらの写真は漆喰の厚塗りが原因で排水不良を起こしています。
施工がしっかり出来ない業者は漆喰が厚い方が良いと勘違いしている人もいるようです。
漆喰は2段目熨斗瓦の先端位置が面になるよう施工します。
それを無視すると熨斗瓦2段目より上からの雨水を排水出来ず屋根部分全体に周ってしまい、雨漏りの原因の一つとなってしまいます。
漆喰詰直し工事が必要な瓦屋根の状態⑥「漆喰の状態」
このように、漆喰が黒ずみポロポロと剥離していく状態でしたら、漆喰詰め直しが必要となるメンテナンス時期と考えてよろしいでしょう。
すぐに、「街の屋根やさん大阪吹田店」へご相談ください。
吹田市で漆喰詰め直し工事・瓦屋根の無料点検なら!街の屋根やさん大阪吹田店
瓦と漆喰のコントラストはとても美しく、瓦屋根は日本を象徴する屋根です。
この日本の伝統をしっかりとした修理・メンテナンス方法で守っていくことも、私たち「街の屋根やさん大阪吹田店」の大事な役割です。
「瓦屋根からコンクリートの破片のようなかたまりが落ちてくる‥」
「地面に瓦が一枚落ちている‥」
このようなお悩みをお持ちの方はぜひ一度、「街の屋根やさん大阪吹田店」にご相談ください。
また、屋根以外にもお住まいに関するの点検・修理のお見積りはいつでも無料でおこなっております。
お気軽にお問い合わせくださいね!
関連ページ
7時~21時まで受付中!
0120-1123-41