防水シートの種類。アスファルトルーフィングと改質アスファルトルーフィングとは?

【台風21号で被災された方の安全と一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます】
  台風21号が西日本に甚大な被害を与え日本列島を通過しました。
関西地方を中心に各地で記録的な暴風による停電被害、事故、交通の乱れ、住まいの破壊など大きな混乱が生じ、現在でもその爪痕が残った状態となっております。台風による被害を受けた方、受けたかも知れない方は街の屋根やさんにご相談ください。点検はもちろん可能な限り応急処置にもその場で対応いたします。
現在大変多くのお客様よりお問合せを頂いており、順番に対応をさせていたただいております。
皆さまにはご理解を賜りますようお願い申し上げます。

ルーフィング(防水シート)
屋根は、コンパネ(野地板)という木の板の上に、ルーフィングという防水シートを敷くことで雨水の侵入を防いでいます。

ルーフィング(防水シート)の種類は

●アスファルトルーフィング
●改質アスファルトルーフィング(ゴムアスルーフィング)


のふたつに分けられます。

一般的にルーフィングといわれるものは、アスファルトルーフィングのことです。
アスファルトといえば、道路などに使用されるアスファルトと同じで、フェルト(厚紙)や不燃布にアスファルト(原油に含まれる炭化水素類の中でもっとも重質なもの)を染みこませたシートがアスファルトルーフィングです。

アスファルトが防水の役割を担い、屋根から家への雨の侵入を防いでくれています。

アスファルトルーフィングは関東大震災の時に一気に使用されるようになりました。
改質アスファルトルーフィングはポリマーや天然アスファルトなどを加えることで性能を向上させたアスファルトを使用します。

対流動性・耐摩耗性・耐剥離性・付着性・たわみ追従性など、アスファルトルーフィングよりも高性能となります。
最近では使用されることも増えてきています。


アスファルトルーフィングとの性能の違いは、一番はルーフィング(防水シート)を敷くときの設置時に使用するタッカー留めにあります。

ルーフィングは粘着層タイプの場合と、大きなホッチキスで野地板に止めていくタッカー留めをする場合とあります。
ホッチキスでとめるということは、少なからずルーフィングに穴が開いてしまいます。

基本的にこの穴は小さな穴ですので、問題ないとされていますが、雨水の侵入が増えてくると劣化し、タッカー留めの穴から雨水が侵入することがあります。
それを防ぐ為に改質アスファルトルーフィングはタッカーにまとわりつく力が通常のアスファルトルーフィングよりも強いため、防水性があがります。

また粘着性のものもあり、粘着性を使用すればタッカーを使用する必要はありません。

アスファルトルーフィングよりも改質アスファルトルーフィングのほうが性能がいいため費用も改質アスファルトルーフィングの方が高くなります。
昔は、紙にアスファルトを浸透させていましたが、紙だと切れやすく耐用年数が短くなるためルーフィングは色々と改良されていきました。

では現在ではどのぐらいの寿命になるのでしょうか。

アスファルトルーフィングは熱や酸化によるアスファルトの硬化が劣化の原因となります。
侵入度試験の結果からも15年~20年の耐用年数があると考えられており、実際、10年で雨漏りするということは少ないので、15年~20年ぐらいと考えるのが良いでしょう。
アスファルトルーフィングの耐用年数がなくなるということは、つまり防水機能が一部でも失われたらということになります。

その原因は、屋根材を留める為に打つ釘穴にあります。

コンパネ(野地板)に固定するためにその釘はルーフィングを通過します。
本来であれば、その釘のまわりにしっかりまとわりつくようになりそこからの漏水を防いでくれていますが、熱や酸化により劣化し硬化したルーフィングは、釘の隙間をうめることができずに雨漏りが生じます。